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｢Aちゃん、そろそろベッド行こっか。｣
2人ともお風呂から出て少し待ったりしてから蓮がそう言った。
蓮に手を引かれ寝室に入る。
一緒のベッドに寝るということは当然そういうことであって…
私は蓮にバレないように深呼吸をした。
子どもじゃないし、蓮とももうそれなりに付き合ってから月日が経っているのにやっぱりまだ緊張する。
緊張というか、不安。
まだ怖いの…
どんなに身体で繋がってもいつか離れていってしまうんじゃないかって。
過去のトラウマがまだ私を縛り付ける。
そんな私の気持ちごと包み込むように蓮は私を抱きしめる。
｢[FN:○○]ちゃん…大好きだよ。｣
そう耳元で何度も囁いて、これでもかってくらい密着して大切に抱いてくれる蓮。
そんな彼にしがみついて頷くことが精一杯。
蓮は本当に私を大切にしてくれるから未だにこんなに不安に思ってることを申し訳なく思う。
アイツに未練があるわけじゃないの。
ただ、あんなに愛してくれたのにあっさり他の女性の所にいっちゃったから、想いは永遠じゃないって分かっちゃったから怖い。
蓮はアイツと違うのに。
目が覚めると蓮の綺麗な寝顔がすぐ横にあった。
頬に手を当てると眉をゆがめる。
｢ごめん。
起こしちゃった？｣
｢んーん、大丈夫。
おはよ｣
ぎゅう、と抱きしめられる。
素肌が密着して気持ちいい。
蓮は夕方から仕事らしく、それまでの時間を蓮の部屋でゆっくり過ごした。
蓮も忙しいだろうけど、実はここのところ私も予約がめいいっぱい入っていて疲れが溜まっていたんだ。
ソファーに並んで座って映画を見たり、ご飯を食べたり、こんなにゆっくり過ごしたのは久しぶり。
時間がやってきて、家の前まで送ってくれた蓮は名残惜しそうに私を抱きしめた。
｢誰かに見られたらどうするの！｣
｢んー、ちょっとだけ。｣
｢…蓮？｣
｢またね。
仕事、頑張ってくる。｣
｢うん。｣
｢あー離れたくない。｣
｢子供みたいなこと言わないの。｣
｢Aちゃんとずっと一緒にいられたらいいのにな。｣
いつもはスパッと離れる蓮なのに今日は珍しい。
そんな蓮の背中をポンポンと撫でてエールを送った。
蓮はそれに嬉しそうに微笑んで手を振った。
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カフ(プロフ) - 柚姫さん» ありがとうございます！ここから結構展開してくると思います！💜くんや🖤くんの気持ちがどう動くのかお楽しみ頂けたら幸いです！ (2022年4月5日 0時) (
レス) id: 7548cab30a (このIDを非表示/違反報告)
柚姫(プロフ) - 更新お疲れ様です。じっくり読ませていただきました。これからの展開が楽しみです。味方がいない状況は辛いのですが、💜さんがいてくれた事にほっとしました。ありがとうございます。 (2022年4月2日 8時) (レス) id: 31ed921faf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：カフ
| 作成日時：2021年6月8日 21時
