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そしてそれからしばらく経って、またカットの予約が入った。
蓮は相変わらずラストの時間にやって来て、仕事が終わった後、食事に誘ってきた。
そうなるだろうなとは思っていたのでちゃっかり私も予定を空けていた。
それは私が蓮との時間を楽しみにしてしまっている証拠だった。
その頃になると蓮は私の仕事が終わるのを美容院の中で待つようになった。
いつものように待合のソファーに座って私を待つ蓮。
急いで片付けを終わらせると私に笑顔で労いの言葉をくれる。
｢今日は何が食べたい？｣
｢なんでもいいよ？｣
｢Aさんはいつもそうやって俺が食べたいものに合わせてくれるよね｣
｢でも全部おいしいから。｣
｢そういうとこ、Aさんらしい。｣
2人で並んで歩きながらそんな会話をしていた。
そして楽しくご飯を食べて、私を家まで送り届けてくれた。
別れ際、蓮が思い詰めたような顔をするから心配になって声をかけた。
｢どうしたの？｣
｢あのさ、俺もうAさんに好きって言うの、今日で最後にするね。｣
｢え？｣
｢だってあんまりしつこいの嫌でしょ？
だからもうやめるね。｣
蓮はそう言うと私の答えも聞かずに帰ろうとした。
気づいたらそんな蓮の腕を掴んでる自分がいた。
｢待って！｣
｢Aさん…｣
｢まだ蓮くんのこと、好きとは言えない…
だけど会えなくなるのは嫌なの。｣
｢…｣
｢それでもいいなら…
蓮くんの彼女にならせて｣
｢いいの？
やばい…めっちゃ嬉しい。｣
その時の蓮の喜び様は今でもはっきり覚えてる。
｢今は無理に好きになってとは言わないよ。
でもいつか絶対、俺の事好きにならせてみせる。｣
｢…うん｣
｢大切にするよ。｣
蓮は、付き合ってからも私に不安な思いをさせないようにこうやって頻繁に美容院に来てくれたり、連絡もマメにしてくれる。
蓮の口から仕事の話が出る度にやっぱり過去の傷が痛んで苦しくなるけど、
ジャニーズとはいえ、同じグループでなければ彼女の私が関わることは無いし、もうアイツと二度と会うことは無い…そう思っていた。
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カフ(プロフ) - 柚姫さん» ありがとうございます！ここから結構展開してくると思います！💜くんや🖤くんの気持ちがどう動くのかお楽しみ頂けたら幸いです！ (2022年4月5日 0時) (
レス) id: 7548cab30a (このIDを非表示/違反報告)
柚姫(プロフ) - 更新お疲れ様です。じっくり読ませていただきました。これからの展開が楽しみです。味方がいない状況は辛いのですが、💜さんがいてくれた事にほっとしました。ありがとうございます。 (2022年4月2日 8時) (レス) id: 31ed921faf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：カフ
| 作成日時：2021年6月8日 21時
