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その時だった。
「…A!」
名前を呼ばれて振り返ると息を切らしたふっかが立っていた。
相当走ってきたのか膝に手をついて呼吸を整えている。
「目黒、真実ちゃん旅館の近くのコンビニの前にいるから迎えに行ってやって…」
目黒くんはそれを聞くとすぐに走っていった。
その背中に頑張れって心の中で応援した。
お互い辛い恋からそろそろ卒業しようね。
「ふっか遅すぎ!
Aがどんな気持ちで待ってたと思ってんの?」
目黒くんが行ってからすぐ、冴希がふっかに詰寄る。
それじゃあ私がふっかのこと好きで待ってたって言ってるみたいじゃん。
もう気持ちなんてバレバレだからいいけどさ。
「ごめんって、じゃあA借りるから」
ふっかは冴希に謝りながら私の腕を掴んで立たせた。
そしてぐいっと引き寄せるとしょっぴーに向かって
「お前らも二人で見たいだろ?」
こう言って目配せした。
ただ一人、状況を理解していない冴希はまだふっかに対して怒っているようだった。
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作者名:神八爽蘭 | 作成日時:2021年1月13日 20時