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そそくさとオフィスを出ようとする翔太の後を追いかけてエレベーターの前まで来た。


どうやら、社内に残っているのは私たちだけみたい。


それもそのはず、時刻は22時を過ぎたところ。


さすがに疲れたし眠い。


帰って直ぐに寝よう。









「お前、深澤さんと付き合うの?」



翔太の一言で一瞬で目が覚めた。



「なんでそれを…?」


「…見てりゃわかんだろ。」



少し前に立つ翔太の表情は読み取れない。



エレベーターはゆっくりと降りていく。


なんて答えよう…


付き合うって言ったら翔太はどう思う?





その時だった。


突然ガタンと大きな音を立ててエレベーターが止まった。


それと同時に辺りが真っ暗になる。



「何これ…故障?」


「落ち着けよ。
とりあえず管理会社に問い合わせしないと」



そう言って翔太が非常用ボタンを押す。


だけど一向に返事が来ない。



「…どうしよう」



暗くて狭い場所が苦手な私はもうパニック状態。


そうだ。


非常用ボタンが通じないなら誰かに連絡しよう。


こういう時は深澤さん…かな?


そう思いスマホを取り出す。



「…なんで」



画面の左端に小さく"圏外"の文字。



「スマホも使えねぇのかよ。」



翔太は変わらず非常用ボタンを押し続け、応対を待っている。


ようやく繋がった管理会社の人との電話は途切れ途切れで、今別のエレベーターの修理に人員が取られているのですぐには来られない、出来るだけ急ぐ。とのことだった。



「まじかよ」



真っ暗な中、翔太と二人きり…


今は気まずさよりも恐怖心の方が大きい。


隅の方でしゃがんでいると、管理会社の人との話を終えた翔太が隣に来た。


そして自分の来ていたジャケットを私の肩にかける。



「大丈夫だよ」


「いいから。
お前手震えてんじゃん」



そう言って翔太が私の手を包んだ。



「つめた!」



翔太の手は暖かくてなんだか少しだけ安心できた。


私たちの距離は0センチで、腕が時々触れる。


それに気づいて離れようとすると、翔太に距離を詰められた。



「寒い…」



ぴたっとくっつく腕。



「じゃあこれ大丈夫だよ」



そう言ってジャケットを取ろうとするけど翔太によって阻止される。



「いいから。」


「ありがとう」


「…今だけな。」



聞こえるか聞こえないかくらいの小さな声で、翔太はまるで自分に言い聞かせるようにそう言った。

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作品ジャンル:タレント
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神八爽蘭(プロフ) - りんごさん» りんごさまコメントありがとうございます。喜んでもらえて嬉しいです!誰オチの作品でも楽しんでいただけるよう頑張って考えますので楽しみにしていてくださいね! (11月30日 17時) (レス) id: 7548cab30a (このIDを非表示/違反報告)
りんご(プロフ) - え?!全員分のオチを考えていただけるなんて嬉しすぎます…!ありがとうございます!!更新楽しみにしています! (11月29日 22時) (レス) id: 1af05a18e5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:神八爽蘭 | 作成日時:2020年11月16日 20時

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