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「Aなら大丈夫だよ。
だから今は休みな。」



深澤さんの手が背中に回って再び引き寄せられる。


こてん、と深澤さんの胸に頭を付けると頭をポンポンと撫でられた。


弱ってるからかな…


こういう時だっていつも一人で踏ん張ってきたけど、やっぱり支えてくれる人が欲しかったんだって思った。









「こんな時に言うことじゃないのは分かってるんだけど…」



頭を撫でる手が止まり、深澤さんは言いにくそうに言った。



「もうちょっと、こうしててもいいかな?」



胸の中で頷くと、彼の腕が背中に回ってきて完全に抱きしめられた。



「…好き」



深澤さんが独り言のようにもらした声は微かに私にも聞こえて、


なにか答えた方がいいのか、それとも聞こえないふりをした方がいいのか…


ただ今抱きしめられているのはさっきの心配のハグとは違うということはわかった。


こんなこと、誰にでも言う言葉じゃないってことも。



「私、わからないんです。」


「何が?」


「人を好きになるとか、恋愛とか全然わからない」



そこまで言うと体がすっと、離された。



「やっぱりAは、かあいいね」



ふにゃっと笑って深澤さんは言った。



「手貸して」


その言葉と同時に手を取られ深澤さんの胸に当てられる。


手に感じる彼の鼓動。


ドクドクと大きく波打っている。



「わかる?
俺今すっげえドキドキしてんの。
Aのこと好きだからだよ」


「…」


「Aは?ドキドキしてる?」



って言いながら手が伸びてきた。


だけどそれは寸前で止まって



「おい止めろよ!
ほんとにセクハラになっちゃうじゃんか!」



深澤さんはいつもの調子でつっこんできた。


こうやってふざけちゃうのも、彼の優しさなんだろうって今更気付いた。



だけど笑っていたのは一瞬ですぐに真剣な表情になる。



「俺にそういう感情が一切ないなら振ってくれてかまわないよ。
でももし少しでも気持ちが揺らいだんだったら今はまだ答えを出さないで。」


「…」


「ゆっくりわかっていけばいいじゃん。
人を好きになる気持ちとか、恋愛を。」


私は小さく頷いた。

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設定キーワード:SnowMan , 恋愛 , 深澤辰哉渡辺翔太目黒蓮   
作品ジャンル:タレント
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神八爽蘭(プロフ) - りんごさん» りんごさまコメントありがとうございます。喜んでもらえて嬉しいです!誰オチの作品でも楽しんでいただけるよう頑張って考えますので楽しみにしていてくださいね! (11月30日 17時) (レス) id: 7548cab30a (このIDを非表示/違反報告)
りんご(プロフ) - え?!全員分のオチを考えていただけるなんて嬉しすぎます…!ありがとうございます!!更新楽しみにしています! (11月29日 22時) (レス) id: 1af05a18e5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:神八爽蘭 | 作成日時:2020年11月16日 20時

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