あのね、パパ【伏黒恵】

共戦 ページ30

誰かと協力して戦う練習らしい。
確かに私は1人でも倒せるから、協調性がないと思う。
この授業は多分私にとって1番大事かもしれない。





奏「いる」





奏は棘くんと同じ呪言師で
チョクチョク話す。
棘くんみたいにおにぎりで言えばいのに。







貴方「帳貼ってもらえますか？」







潔高「はい」







私と奏はある中学校の校舎に入っていく。








貴方「奏！！」







私は地面からの音に反応して
自然に奏を抱き抱えてしまう。








奏「……おかか」






貴方「いや…来るんだって」








幼虫みたいなものが地面から出てくる。
私は奏を安全なところで下ろす。







貴方「私は引きつける
奏は無理ない範囲で術お願いできる？」







奏「うん」







お互いに拳をぶつけ合って準備する。
5億を取り出してやつの頭に乗っかる。







奏『動くな』








貴方「ナイスーー」






そのまま下に真っ二つに斬る。
おう、刺身。
と思いきやその二つが動いて足を取られる。






奏「A！！」






貴方「All right, don't worry!(大丈夫、心配しないで!)」






そのまま足に巻きついたものを切り裂いて
宙に浮く。
体を捻ってそのまま回転切りする。






奏『止まれ』






私の体も止まる。
奏は豪速球でこっちに走ってくる。






5秒くらいして術が解けて落ちていく私と
呪霊の体。






貴方「奏〜」






そのままキャッチ…と思ったけど
流石に奏が潰れるので、
隣に着地する。







奏「ば！！

……おかか！！！」






貴方「ごめんごめん
まさかああなるとは」






今バカって言いかけたね
可愛いじゃないか。









奏「気をつけて」






貴方「ありがとね
助けてくれて」







つい外国が染み付いて頬にキスをしてしまう。
顔を真っ赤にする奏。





これはまぁ。








奏「っ〜〜〜！！」









貴方「Hmm…Sorry」








初めての共戦にしては上出来なんじゃないの？

予想はしてたけど→←だって女だもん

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