あのね、パパ【伏黒恵】

こわいこと ページ21

貴方「…パパ…私

学校行きたくない…」





つまらない。




花と悟以外
私に向ける視線が恐怖になって。





慣れてたものが苦痛に変わる。
こころが痛い。






恵「学校に行きたくないって…

どうした？」






ママが居ればこんな事なかったのに。
私が強いから駄目なのか。






恵「学校でなんか「ないよ」…じゃぁどうした」






頭に血が上る。





貴方「…………」





鼻から血が出る。





恵「鼻血！
ティッシュ！」






なんでそんな目で見るの。






貴方「…皆なんか消えちゃえばいいのに…」





恵「え」






やめてよ。
私だって普通に生まれたかったのに。







貴方「どうして…私だけっ…

こんな思いしなきゃいけないのっ！！」






恵「落ち着け！！」






貴方「うるさいっ！！」






ーードゴ！！






恵「っつっ！」






こんな…大きなパパを吹き飛ばせるくらい
力があるの？






貴方「うぁっ…ぁあああああ！！」






どうして私だけ。





なんでいつも私だけ。






助けて。






貴方「みんなみんなみんなころしてやる！！」






イタイよ。







こわいよ。






ママ、私なにになるの？








悟「A！！」








貴方「はぁ…っ…はぁ…っ

さ…とるっ…」






パパ、突き飛ばしてごめんなさい。







悟「…大丈夫

だいじょーぶ」







ごめんなさい。

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