私と棘くん【狗巻棘】【現パロ】

呼吸 ページ6

霞「この資料まとめろって…鬼っすよ！」







貴方「霞ちゃん部活あるんだから

私やるよ！」







修学旅行の計画表をクラス分。






貴方「棘はバンド練だし

私1人でやりたいから…ね？」








霞「そんな！！

でも…いいっすか」







霞ちゃんは急いで教室を出る。





弓道部ってかっこいい。






貴方「………」






吹奏楽部の音色




野球部の掛け声





サッカー部のボールを蹴る音







貴方「見てよ〜…空をぉ…今日は
こんなにも、晴れているよ〜…だからぁ…

散歩でもしに行かない？仲直りがしたいんだ…僕はぁ」







文化祭、懐かしい





あの日から歯車が狂った。






貴方「君にそう言ったんだよっ……」






ーーガタ！






本当に。






貴方「……い…ぬまき…」






歌わなきゃ…よかった。






こんな思い出す歌。






棘「……ごめん…っ

わかってるけど…」







貴方「来ないで！！」







棘「好きなんだ！」」







棘の声は私の心をいつだって乱す。





呪いみたいに。







棘「…好き…なんだ…」





動けなくなって。






呼吸するのも忘れて









棘「だから、

そばに…いてっ…」







鼓動も






息も上がって









貴方「無理…っ」








苦しくなる。

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