話し相手（2）【五条悟】

涙のわけ ページ6

貴方「………」






頭を下げる。





黒髪、黄金色の瞳を見る。





「い、いえ！！俺の方こそすみませんでした！
不思議な制服を着ていて、なんだか貴方と目があった時

惹かれました」






貴方の目が綺麗だったので、っと言われた。






貴方「……あ…っ」





ありがとう。





手話で表現する。






「な、泣かないで！」





胸が苦しい。





自分の首から下げていた指輪が落ちてくる。






【私は貴方が思っているような人間ではありません。本当何です】





スマホを見せて、指輪を制服の中にしまう。





…なんだか、思ってたのと違ってがっかりしている自分がいる。





もっといっぱい居れるって思ってたから。





「そうなんですか…「あぶ…ない！！」！！」







男子を押して、襲いかかってきた女子の手を蹴り上げる。





貴方「……「あんた…私の彼氏に何してるのよ！！」…」





彼は知らないようだ。




ストーカーか。





「ねぇ…結城くん！！私だよ？」




もう一本包丁を持ってるなんて、正気ではない。





…私もこの子みたいになっちゃったりして。





結城「君はさが「だい…ジョーブ！」！！」





一気に距離を詰めて、手を軽く捻って凶器を捨てる。




「いやぁぁああ！」





最近こういうの多いな。




流行ってんの？




ギャラリーも多いし。






貴方「………」






女の子の手を後ろで縛る。





警察「君！ありがとう！」




警察「怪我はない？」





私は頷く。





結城「ごめんね…変なことに巻き込んで」





私は彼の頭を撫でて





【大丈夫！怪我なくて良かった。警察の方、この人襲われた人なのでお願いします】





スマホを見せる。






警察「うん！ありがとうね！

行こうか、少年」






結城くんは私の手を握って









結城「惚れ直した！！

付き合って！！」








貴方「ぷ…クク…」






そういうもんだから、驚いた。





私は頭を下げて





【旦那さん、いるから。ごめんね】






と彼に伝えた。






結城「…え？！

ええええええ？！」







そう、なるよね。

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