それでも彼が愛おしい【牛島若利】

ハグ ページ16

貴方「じゃー…またね」









若利「あぁ」








学科が違うからお互いの行く方に別れる。








美琴「ほれ、行くぞ」







貴方「うん「A」な」









ーーギュッ









美琴「…………出たよ

いきなりいちゃつく奴」








貴方「不意だから、ね、やめよ
若利」









急にハグしてくるやつ、よくない。








若利「…………」








美琴「私に返してくれ、牛島よ」








美琴は私の手を引く








若利「……無理に決まってるだろ」







美琴「Aが講義に間に合わないんだけど」







若利「………それは良くない」







美琴「よし、離そう」







若利「それも良くない」








おいおいおい、やめて






ずっーーーとこれは恥ずかしいよ。






みてみ？周り








「え？！牛島くんじゃない？！」


「噂のカップルじゃん！」








最悪だわ。









貴方「若利…」






若利「なんだ」








ここはひとまず









貴方「…お願いだから

離れようか」









真顔で言ってやろう。









若利「………いや…なのか」







貴方「…………そういうの良くないってーーー」








美琴「お前！そこは嫌って言えよ！！」









結局私は若利に勝てないと言うことだ。

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