プリンシパル (ページ12)

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1年がすぎ、

また春が来た。

すっかり、3人とも仲良くなり、

家で遊ぶようにもなった。

和央｢流星！おはよ！｣

流星｢おはよ｣

弦｢おまえ、春なのになんでそんな厚着なんだよ｣

流星｢寒いから｣

弦｢寒くねーだろ｣

流星｢寒いんだよ｣

｢ばーか｣

弦｢てめぇ、いいやがったな｣

流星｢ばーか、ばーか｣

その時間はとてつもなく楽しかった。

2人は俺のことを守ってくれるようにもなった。

和央のことしか考えない弦が俺を守り始めた。

女子｢流星くん、あの～｣

弦｢流星いくぞ、

流星はお前なんかに興味ねーから｣

(σ-д・´)ﾍﾞｰ

俺の女子嫌いはなかなか克服できないまま

俺の恋は終わっていた。

流星｢2人ともさ、

最近俺の側にいてくれるのは

うれしいけど、そろそろ、自分のことも考えなよ｣

和央｢自分のこと？｣

弦｢なんだよそれ？｣

流星｢自分の恋だよ。

もう、高二だよ？恋しなくてどうするの？

二人ともモテるんだから

俺のことなんかほっといて恋しなよ。｣

2人の顔が固まった。

和央｢もう、流星鈍感にもほどがあるよ｣

弦｢ばかか、お前は｣

俺の頭にはハテナしかなかった。