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23. ページ22

もう話さいと、会わないと決めたあの日から



1ヶ月。。。






あいつは、変わらなかった。


俺がいなかったあの日のように



弦は俺のことを気にしなくなった。





ちょっとは、俺のことを気して欲しい


そう思ってしまった。





流星「バカ、弦…」





そうつぶやくのも、きっと


弦が俺の中で大切な存在になっていたからだ。




ある日のことだった。




和央「流星、久しぶり!」



流星「和央…」





和央「びっくりしたよ、


最近流星俺達のこと避けてるみたいだったから」




流星「俺さ、




東京に帰ることにした。」









和央の顔が曇る。




流星「そんな、顔しないでよ」



和央「なんで?居なくなっちゃうの?」





流星「かーさんが、再婚するんだ。



お父さんも大事だけど、


やっぱりかーさんのことが心配なんだ。」






俺は黙ってしまった。







和央「弦には言ったの?」




流星「なんで、あいつ…」





和央「好きなんでしょ?弦のこと」



流星「え?」





和央「そろそろ、気づきなよ。



流星は弦のことが好きなんだよ。」





弦はたしかに俺の中で大切な存在になっていた


でもそれは、恋なのか友達としてなのか全く


分からなかった。






和央「気づいてたよ。


ずっと前から



流星と弦は他とは違うなにかがあった」







流星「っ…」




和央「流星が決めたことなら俺


応援するから、



たとえ、東京に行ったとしても


俺たちはずっと友達だから。」







和央の笑顔を見るといつも


嫌なことがあっても忘れることができる。






流星「和央、俺和央の笑顔好きだよ。」




和央「そんなこと言われたら照れちゃうって笑」






お世辞じゃなかった。


本当のことだった。





俺は変わった。和央や弦に会って


あのころの俺とは変わったんだ。



あの時、友達なんていらないと思っていた。


自分の欠点を見せたらいじめられる


そう解釈していた。





だから、こそ…




流星「和央、弦にはこのこと黙っててほしい



あいつには、最後まで…っ、」





和央「わかった。」








その日、父に告げた。




流星「俺、東京に行くことにした。」



父「それでいいのか?」



流星「俺、変わったんだ。


ここに来て…


だから東京に行っても大丈夫っ…」




父「お前なら大丈夫だよ。」

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作者名:kokoのん x他3人 | 作成日時:2018年10月8日 12時

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