４ ページ10
.
的場「それで、アンタはなんでその妖を探してるの？」
A「それは……言えません。」
未来から来たって知られない方がいい…よね？
的場「ふーん。じゃあそのアンタについてるそれについては？」
A「それも…今は言えません。
でも！これについては、これから、何年も先にきっと知ることになると思います！」
的場「……そぅ。まぁいいや。」
いいんだ。
的場「その妖探し手伝ってあげるよ。ね、周一さん。」
名取「はぁ？！何で俺まで…。」
A「いやぁさすがにそれは申し訳ないっていうか！」
万が一未来から来たってバレたら困るっていうか。
的場「…そんなにバレたら困るの？未来から来たって。」
A「え？！は？！なんっ…！」
口に出して…ないよね？
的場「あはは！良い反応するね。」
即バレしてるんだけど、なんで？
ほら名取さんもキョトンとしてる。
的場「そんなのさっきの聞いたら何となくわかるよ。
その後ろの奴と俺って何か関係してるんだよね。」
なんていうか、静司さんだ。この青年は。
名取「未来って…そんなのあり得るのか？」
そう、それが普通の反応だよ。なんか名取さんありがとう。
A「…あり得る…みたいです。」
もう観念するしかなさそうだ。
的場「それでアンタは未来の俺たちと知り合いなわけだ。」
勘が良すぎてこわい。
的場「案外周一さんの彼女だったりして。」
A「違います！」
的場「あはは、周一さん振られちゃったね。」
貴女の婚約者です！とは流石に言えない。
名取「何阿呆なこと言ってんだよ。ほら、探しに行くんだろ。」
こんな会話のなか私の手当をテキパキと進めてくれていた名取さん。
なんだろう、なんだかちょっと、夏目くんみたいだ。
A「手当、ありがとうございます。」
名取「いや。これくらい当たり前だろ。」
照れてるのかな。
なんだか可愛い。
でもそんなこと言ったらきっとこの名取さんは怒るだろうな。
あぁでも未来の名取さんなら、ありがとうって言うかも。
名取「…何笑ってんだよ。」
A「いえ、何でもないです。」
それから、紙とペンを借りて、探している妖を思い出して描いた。
なかなかの自信作なのだけど、2人は肩を震わせていた。
.
すみません少し追加しました。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 176人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
はりそん(プロフ) - あまねさん» コメントありがとうございます！私も好きです〜！ (10月6日 20時) (
レス) id: bafcf47fba (このIDを非表示/違反報告)
あまね(プロフ) - やっぱりすきー！ (10月6日 11時) (レス) @page17 id: 2b125e9969 (このIDを非表示/違反報告)
よる(プロフ) - お久しぶりです！！またこの作品を読むことができて嬉しいです🥰更新楽しみにしております！ (2023年1月10日 15時) (レス) id: 4a2a08a0e5 (このIDを非表示/違反報告)
はりそん(プロフ) - よるのとばりさん» ありがとうございます！高校生的場さん大好きで、絶対夢主ちゃんと絡ませたいと思った結果、感情輸入し過ぎて一部ただの的場オタクと化してしまった所もありましたが…。そう言って頂けて嬉しい限りです！！ (2021年2月24日 0時) (レス) id: bafcf47fba (このIDを非表示/違反報告)
よるのとばり(プロフ) - 過去の静司さんもかっこよくて最高でした…更新ありがとうございます！m(_ _)mありがたや…楽しく読ませていただきました！ (2021年2月23日 12時) (レス) id: 71eb16ff2c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：はりそん | 作成日時：2021年2月1日 11時
