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部屋に入れば、何か書き物をしている最中のようだった。
A「失礼します…。」
とりあえずいつもの定位置に座ってみる。
静司さんの仕事がひと段落するまで待ってよう。
そうすること30分後、ペンを置く音が聞こえた。
ちなみに私は次にあの妖に会った時どうリベンジしようかを考えていた。
的場「お待たせしました。」
A「いえ！」
そうぶんぶんと首をふる。
的場「それで、何があったかお聞きしても？」
A「えっと、それが…」
ことのあらすじを説明し、最後は引き分けだったことを伝える。
A「というわけでして……次会った時は絶対返り討ちにしてやろうと…！」
的場「そんなもの祓ってしまえばよかったのに…何を律儀に…。
池に落ちるくらいで済んで良かったものの、大怪我になりかねないのはわかっているでしょう？」
A「はい…あの、でもやられっぱなしは気に食わないです。次でそいつとは最後にするので…！」
的場「…反省してませんね？」
A「してます！
けど、向こうも悪意があるわけじゃなくて、ただの暇つぶしっぽいので…。」
的場「…エボシ、もしこのわからずやが無茶をするようならその妖共々ここら一帯の小物を食ってしまっても構いませんよ。」
エボシ「おぉ怖い怖い。でも私は美食家なのじゃ。」
髭を撫でながらそう話すエボシは、いつの間にか静司さんとも仲良くなったようだ。
的場「まぁ、貴女もそこまでの馬鹿ではないと思うので、無理な勝負はしないとは思いますが。
危ないと判断したら勝負の途中であろうと即祓いなさい。」
A「はい！」
最近は私の力を認めてくれて、ある程度は自由になった。
仕事について行くことを許される時もある。
やはり実践が一番成長できると思うのだ。
外を見るとだいぶ暗くなってきていて、そろそろ帰ろうと思った時。
ふと、制服が洗濯中だということに気づいた。
着物のまま帰って後日返しにきても良いんだけど、高そうだし扱いに困るからできれば脱いでから帰りたい。
A「今日泊まって行ってもいいですか？」
的場「構いませんよ。制服も明日には乾くでしょう。」
A「私に手伝えるお仕事はありますか？」
ただ泊まるというのも申し訳ないので、せめて静司さんの仕事を減らせたら。
的場「そうですね…だいたいはもう終えているのですが、護符を作るのを手伝ってもらっていいですか？」
A「はい！」
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はりそん(プロフ) - あまねさん» コメントありがとうございます！私も好きです〜！ (10月6日 20時) (
レス) id: bafcf47fba (このIDを非表示/違反報告)
あまね(プロフ) - やっぱりすきー！ (10月6日 11時) (レス) @page17 id: 2b125e9969 (このIDを非表示/違反報告)
よる(プロフ) - お久しぶりです！！またこの作品を読むことができて嬉しいです🥰更新楽しみにしております！ (2023年1月10日 15時) (レス) id: 4a2a08a0e5 (このIDを非表示/違反報告)
はりそん(プロフ) - よるのとばりさん» ありがとうございます！高校生的場さん大好きで、絶対夢主ちゃんと絡ませたいと思った結果、感情輸入し過ぎて一部ただの的場オタクと化してしまった所もありましたが…。そう言って頂けて嬉しい限りです！！ (2021年2月24日 0時) (レス) id: bafcf47fba (このIDを非表示/違反報告)
よるのとばり(プロフ) - 過去の静司さんもかっこよくて最高でした…更新ありがとうございます！m(_ _)mありがたや…楽しく読ませていただきました！ (2021年2月23日 12時) (レス) id: 71eb16ff2c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はりそん | 作成日時：2021年2月1日 11時
