弟たちの心配 ページ8
──
ヌナァ!!
その日の夕食、大広間に響いたのはスングァンの声だった。
グリフィンドールのテーブルを通り過ぎた時にスングァンから呼び止められたのだ。
？「…ちょっとヒョン、声が大きいよ」
『？、…スングァンくん、どうしたの？』
SG「チャナは黙ってて！！
ヌナ聞いたよ…！授業でなんか大変だったって…スニョンイヒョンが…」
『あ〜…、うん、大変だったけど大丈夫。まさかスングァンくんまで知れ渡ってると思わなかった、恥ずかしいな…
あと隣の子の言う通りちょっと声大きいよ』
DN「そうだよ、ヒョン」
『あ、えっと…』
DN「あ、僕スングァニヒョンと同級生のイ・チャンです。生まれが遅いのでヒョンて呼んでるだけで…
見ての通りグリフィンドールの1年生です」
『チャンくんだね。わ、わたしレイブンクローの3年イ・Aだよ。よろしくね』
はい！と可愛らしい笑顔を見せてくれたので心がほかほかしているとスングァンくんがまた横から「ヌナ！誤魔化さないで！！」とぷりぷり怒っていた。
『スングァンくん、本当に大丈夫だよ。心配してくれてありがとうね』
と言うとヌッと後ろから巨体が現れた。
MG「ヌナ…！！！大丈夫？！？」
『ええ…？』
MG「スニョンイヒョンが…」
『あの人は…全く』
スニョンイがだいぶグリフィンドールの人間に言いふらしたようだ。自分でもあれは失態なので隠しておきたいのに。
スリザリン三人衆に言って悪戯でどうにかしてもらおう。
『ミンギュ、大丈夫だよ。スニョンイが大袈裟に言ってるだけだから…』
そう弁明していると「ヌナ、」とまた声がかかりそちらを見るとバーノンくんだった。
SG「ボノナぁ！」
さっとバーノンくんに抱きつくスングァンくん。
『…バーノンくん、わたしは大丈夫だよ』
VN「何が？」
『え？スニョンイからなんか言われたんじゃないの？』
VN「いや、ジフニヒョンがAが夕食来ないって言ってたから探しにきたっていうか回収しに来た。」
『ああ…。そういうこと…』
VN「お腹すいた。早く戻ろ。」
『じゃあそういうことだから…2人とも、本当に大丈夫だからね…！』
そう言い残してバーノンくんにずるずると引き摺られながら自寮の席へ戻った。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 604人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
屑(プロフ) - Shooさん» ありがとうございます(^｡^)！！！吹っ飛ばすかどうかもうちょっと検討して更新しますね〜！お褒めの言葉も力になります、感謝👊🫶 (4月25日 23時) (
レス) id: 2271d2c199 (このIDを非表示/違反報告)
Shoo(プロフ) - 4年生飛ばす、全然大丈夫です！！毎回面白いので、屑さんの思い描くようにしちゃってください！！！楽しみにしてます！ (4月25日 2時) (レス) @page28 id: ce8165260a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：屑 | 作成日時：2024年2月22日 0時
