防衛術の授業 ページ6
──
あれから数日後、今日は3年生になって初めての闇の魔術に対する防衛術の授業だった。
新学期から少し時間が空いたのは担当する先生の具合が悪かったそうだ。
「今学期から闇の魔術に対する防衛術を教える、リーマス・ルーピンだ。みんな、よろしく」
パラパラと拍手が起こる。
WN「あの教授、顔色があんまり良くないけど大丈夫か」
WZ「体調崩してたって言ってたしまだ完全じゃないんじゃないか？」
『顔にも傷があるし…、心配だね』
そんなことを言っていると今日の授業の内容が発表される。
「早速今日勉強するのは“ボガート”についてだ。
誰か、“ボガート”について知っている人はいるかな？」
これもしっかり予習してきたから答えられるはずだ。
スッと挙手をする。
「はい、じゃあレイブンクローのA、言ってみて」
『ボガートは別名まね妖怪とも言い、棚やトランクなどの暗がりに住んでいます。相手の最も恐れているものに変身する特徴があります』
「完璧だ。レイブンクローに3点。」
ウォヌがこそっとナイス、とグッドサインをするのでわたしもこっそりピースして返しておいた。
「今日はみんなにボガートと対峙してもらう。
追い払う方法は”ridiculous“。
さあ、みんなも言ってみて」
クラス中でリディクラスと復唱する声が彼方此方で聞こえてくる。
教授は杖だけ持って机を後ろに下げるように指示した。
大きめのキャビネットが用意されてその前に縦一列に並んだ。
「この中にボガートがいる。僕が戸を開けるから杖を構えてリディクラス！と魔法をかけて退治するんだ。
いくよ、準備はいい？」
そういうとルーピン先生はレコードで陽気な音楽をかけるとキャビネットのドアをガチャリと開けた。
先頭はハッフルパフのジェシー。
キャビネットから出てきたボガートはしゅるしゅると姿を変え蜂の大群に変わった。
彼女がリディクラス！と杖を向けると大群は姿を変え黄色の大きなわたあめに変身した。
その後も次々と姿を変えウォヌは深海で泳ぐ巨大魚をおかしな半魚人に変えたし、アナはフリットウィック先生が全教科落第を知らせる姿を自分が賞を取った姿に変えて見せた。
次はわたしの番だ。
後ろでスニョンがうきうきしながら見守っている視線を感じてキャビネットに杖を向けた。
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屑(プロフ) - Shooさん» ありがとうございます(^｡^)！！！吹っ飛ばすかどうかもうちょっと検討して更新しますね〜！お褒めの言葉も力になります、感謝👊🫶 (4月25日 23時) (
レス) id: 2271d2c199 (このIDを非表示/違反報告)
Shoo(プロフ) - 4年生飛ばす、全然大丈夫です！！毎回面白いので、屑さんの思い描くようにしちゃってください！！！楽しみにしてます！ (4月25日 2時) (レス) @page28 id: ce8165260a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：屑 | 作成日時：2024年2月22日 0時
