. ページ27
──
先生がいるのなんてお構いなしにわたしに思いっきり抱きついて来たのはジョンハン先輩だった。
JH「Aの馬鹿ｯ、…どんだけ心配したと…！！！」
病人に乱暴するのはやめなさい！とマダムポンフリーが後ろで怒っているがそんなのは彼には関係ないようだ。
ハグリッドもわたしにウインクをして、フリットウィック先生もやれやれと言った様子で静かに出て行ってしまった。
『ジョンハン先輩…、また心配かけちゃいましたね』
JH「危ないことしないでって言ったでしょ…、しかもディメンターだなんて…」
『…はい、もう2度と幸せになれないんじゃないかって思いました』
ばか、と呟いてまたぎゅっと抱きしめる力を込める先輩。
『先輩。でも、先輩も守ってくれたんですよ。わたしのこと』
昨日より軽くなった右手の手首を見せる。
『貰ったブレスレットが守ってくれたみたいです。壊れて失くしちゃいましたけど…』
JH「…そんなの、幾らでも作り直すって言ったでしょ」
『あはは、ありがとうございます』
JH「本当に笑い事じゃないから…」
ジョンハン先輩を宥めていると控えめな足音が近づいてきた。
JN「A…？」
『ジュナ、』
JN「A、大丈夫？
その、本当にごめんね…こんな事になるなんて思ってもなかった…」
JH「…ジュニ、お前」
『…先輩、わたしも一緒になって校則破りしたんですからジュニのこと責めないでください。
ジュニ、ジュニのせいじゃないからね。今回は運が悪くてこんなになっちゃっただけだし自分のこと責めないで』
JN「うん…。」
『もう…、いつもの元気なジュニでいてくれないとわたしもやだよ』
ぽんぽんとジュニの腕に触れると彼は泣きそうな顔をしていた。
JH「…ごめん、お前らまじで付き合ってる？」
『…ジョンハン先輩最低』
JH「いやだって、今の感じみたら気になったから…！！」
JN「ヒョン、付き合ってないよ。まだ」
JH「まだ？」
『ジュニも変なこと言うのやめて！』
「医務室では静かになさい！」
3人まとめてマダムポンフリーに叱られたのであった。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 604人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
屑(プロフ) - Shooさん» ありがとうございます(^｡^)！！！吹っ飛ばすかどうかもうちょっと検討して更新しますね〜！お褒めの言葉も力になります、感謝👊🫶 (4月25日 23時) (
レス) id: 2271d2c199 (このIDを非表示/違反報告)
Shoo(プロフ) - 4年生飛ばす、全然大丈夫です！！毎回面白いので、屑さんの思い描くようにしちゃってください！！！楽しみにしてます！ (4月25日 2時) (レス) @page28 id: ce8165260a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：屑 | 作成日時：2024年2月22日 0時
