. ページ23
──
「消灯時間はとっくに過ぎていますよ」
その声にギギギギと音がしそうになるくらいゆっくり振り向くとマクゴナガル先生とルーピン先生がランプを持って立っていた。
JN「なん…で、」
とジュニが言ったので体へ視線を移すと最悪なタイミングで薬が切れてしまったのだ。
「ムン・ジュンフィ、イ・A、説明なさい。
ここで何をしてるんです」
『あ…え…えと、』
校則破りなんてした経験もなくこんな怒られる経験もないのでしどろもどろになっているとジュニがわたしの半歩前に出た。
JN「…先生、僕が誘ったんです。消灯後に星を見に行こうって。僕に責任があります」
『ジ、ジュニ…、違います。わ、わたしも誘いに乗ったので責任はあります。透明薬まで調合して…』
「…君が調合したのかい？本当に？」
ルーピン先生がこちらを見て問う。
『は、はい…』
「どちらに責任というわけではなく2人とも夜に出歩いたので両方校則違反です。
…ハッフルパフ、レイブンクロー30点減点。
ムン・ジュンフィは私についてきなさい、スプラウト先生に罰則を決めてもらいます。
リーマス、イ・Aを頼みますよ」
そういうとマクゴナガル先生とジュニは天文台を出て行った。
「…よし、じゃあとりあえず防衛術の教室に行って話をしよう。フリットウィック先生は出張でロンドンにいらっしゃるからね。」
諭すように話すルーピン先生の後を追って防衛術の教室へ向かった。
・・・
「…まずはA、君ならわかってると思うけど消灯時間が過ぎたら寮から出たらいけないよ」
『はい、…』
「…君が外に出たらこれでわかるからね。あと、3階の女子トイレに出入りしてたのも」
先生は古い羊皮紙に杖を向け呪文を唱えると地図が現れた。
『…これは？』
「忍びの地図だ。透明化してもわかるからね」
『ぜ、全部見てたんですね…』
「はは、そうだね。…でも君の透明薬の調合は3年生にしては見事だった。
これは君の技術に対してだ。レイブンクローに15点」
『え…いいんですか』
「ああ、でも罰則はちゃんと受けてもらうからね」
『は、はい…』
「そうだな…、Aは魔法生物飼育学を取っていたね？
ハグリッドと一緒に禁じられた森の見回りをしてもらおう。きっと勉強にもなるはずだ、私から話しておく」
『わ、わかりました…』
「じゃあもう寮に戻って、まっすぐ戻るんだよ。
寄り道したら、わかるからね」
トントンと手元の忍びの地図を叩いた。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 604人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
屑(プロフ) - Shooさん» ありがとうございます(^｡^)！！！吹っ飛ばすかどうかもうちょっと検討して更新しますね〜！お褒めの言葉も力になります、感謝👊🫶 (4月25日 23時) (
レス) id: 2271d2c199 (このIDを非表示/違反報告)
Shoo(プロフ) - 4年生飛ばす、全然大丈夫です！！毎回面白いので、屑さんの思い描くようにしちゃってください！！！楽しみにしてます！ (4月25日 2時) (レス) @page28 id: ce8165260a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：屑 | 作成日時：2024年2月22日 0時
