お茶会 ページ21
──
気づけばクリスマス休暇がやってきた。
ジュンに頼まれていた例の透明薬はギリギリに調合が終わった。
調合には時々ジュンもやってきてはマートルに絡まれ、調合を終える日にはもうあのハンサムボーイは来なくなるのかと泣き喚いてトイレを水浸しにしていた。
そんな休暇の初日、部屋でプレゼント開封をしていた。ウォヌからは華奢な装飾の青い石が付いたピアスと写真、ジフンからは自作曲のオルゴール、ジョンハン先輩からは驚いたことに緑の石が付いたピアスだった。あの2人は気が合うのかもしれない。
そう思いながら床に散らばった包装紙を片付けているとリビングから声がする。
ソクミンがまたミンギュたちが泊まりに来るからと言っていたので彼らが煙突飛行でやってきたのだろう。
ミンギュとミンハオくんのプレゼントを持ち、騒がしい居間へと向かった。
MG「あ、ヌナ！」
『2人ともいらっしゃい。はい、これプレゼント』
MH「ありがとう、ヌナ」
DK「2人とも今着いたばっかりで疲れてるだろうし休憩しよ〜、ヌナも一緒にお菓子食べる？」
『うん、じゃあご一緒しようかな。
ミンハオくんからもらった紅茶淹れるね』
ミンギュもミンハオくんも自分の家みたいにリラックスしてくれててうれしいな、なんて思いつつゆらゆら湯気が立つティーカップ4つを零さないようにテーブルに運んだ。
MG「ヌナ、ヌナ」
『ん？』
MG「こっち座って」
ぽんぽんと自分の隣の席を叩きわたしを座らせた。
『…？うん』
DK「じゃあ、メリークリスマス！かんぱ〜い」
MH「紅茶なのに乾杯するの、ㅎㅎㅎ」
DK「違った？」
ミンハオくんとソクミンの会話を微笑ましく聞いているとねえ、と肩を叩かれた。
『どしたの、ミンギュ』
MG「あのさ、ウォヌヒョンとなんかあった？」
『…ｯ！？』
驚きのあまりぶっと思わず紅茶を吐き出してしまった。
DK「ちょ、ヌナ大丈夫？」
“なんか”とはあれしかないだろう。
MH「なになに、どうしたの」
MG「も〜、ここだけで話そうと思ったのに…。
ウォヌヒョンが休暇前日に随分ご機嫌だったからAヌナとなんかあったのかな〜って」
『いや、なんでウォヌがご機嫌だからわたしに結びつくの…』
MG「あんなウォヌヒョン見たことなかったし」
DK「え？！ヌナとウォヌヒョン、そういう仲なの？！」
『ちがう、ちがいます。ウォヌとは友達だから…！』
MH「怪しいね」
『ミンハオくんまで…！！！』
しばらく2年生の3人に揶揄われた威厳のない姉、先輩になってしまったのであった。
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屑(プロフ) - Shooさん» ありがとうございます(^｡^)！！！吹っ飛ばすかどうかもうちょっと検討して更新しますね〜！お褒めの言葉も力になります、感謝👊🫶 (4月25日 23時) (
レス) id: 2271d2c199 (このIDを非表示/違反報告)
Shoo(プロフ) - 4年生飛ばす、全然大丈夫です！！毎回面白いので、屑さんの思い描くようにしちゃってください！！！楽しみにしてます！ (4月25日 2時) (レス) @page28 id: ce8165260a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：屑 | 作成日時：2024年2月22日 0時
