デビュー戦 ページ14
──
11月に入り、寮対抗クディッチ杯が始まった。
今日はスリザリン対ハッフルパフ戦、そしてジュンのデビュー日だ。
DK「ヌナ〜！こっちこっち」
少し離れたところで手を振る弟の方へ駆け寄った。
『ソクミナ、席取っててくれてありがとう』
DK「ううん、大丈夫。ヒョンのデビュー日だもんね」
SG「ヌナ！僕もいますよ！ジュニヒョンのかっこいいところ見逃すわけにいかない」
赤黄青のローブが並び、なんだか信号みたいだなとくだらないことを考えていると試合開始のアナウンスがされた。
・・・
試合も後半に差し掛かったところ、ジュンはスニッチを見つけたようですごいスピードで追いかけていた。
目の前をビュンと通ると隣の女の子たちから黄色い歓声が上がる。
「ジュンフィ先輩、かっこいい…」
「あんなハンサムがいたのになんで今まで気づかなかったのかしら…」
「本当にかっこよすぎておかしくなりそう」
DK「…ジュニヒョンすごいね、色んな意味で」
『う、うん…』
姉弟で少し引きながら話しているのを横目に応援団長ばりに叫ぶスングァンくん。
SG「ヤー！！！ムンジュニ！！いけー！！！」
ジュニが片手をスッとスニッチに向かって伸ばす。
身を乗り出したところをスリザリンに衝突されて箒から落ちてしまったが、地面スレスレを飛んでいたので転ぶだけで済んだ。
よろよろと起き上がり手のひらを広げるとそこにはスニッチが。
ジュンが其れを掲げるとハッフルパフ席からは歓声がわあっと一気に上がった。
DK「わー！やった！！勝ったあ！！」
SG「ムンジュニー！！！よくやったー！！」
嬉しくなって3人ではしゃぎながら喜んだ。
・・・
その日の夕食、大広間のハッフルパフのテーブルではジュンの周りに人だかりができていた。
WZ「おわ、なんだあれ」
『ジュニだよ、今日デビュー戦でスニッチ捕まえたの。』
WZ「あ〜、なるほど…それにしてもすごいな、女子が」
『一気に人気者だね…ㅎㅎたしかにあんなに顔もかっこよくてシーカーだったら女の子たち放っておかないか』
WN「…Aはいいの？」
『いや…、確かにおめでとうは言いそびれてるけどあそこに揉まれに行くほど強くないㅋㅋ』
VN「ヌナが行ったら吹っ飛ばされるよ。行かないほうがいい」
『まあ今度会ったら言うから。そんな人気者だから親しい仲になろうとか…そういう気持ちも下心もないし』
WZ「Aらしいな、」
『そう？ㅎ』
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 604人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
屑(プロフ) - Shooさん» ありがとうございます(^｡^)！！！吹っ飛ばすかどうかもうちょっと検討して更新しますね〜！お褒めの言葉も力になります、感謝👊🫶 (4月25日 23時) (
レス) id: 2271d2c199 (このIDを非表示/違反報告)
Shoo(プロフ) - 4年生飛ばす、全然大丈夫です！！毎回面白いので、屑さんの思い描くようにしちゃってください！！！楽しみにしてます！ (4月25日 2時) (レス) @page28 id: ce8165260a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：屑 | 作成日時：2024年2月22日 0時
