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呪文学 ページ7

──


入学式の日から日にちは少し経ったものの、
まだ知り合った同級生とは未だ壁を感じることがある。

同室のアナとは部屋で話す程度だし、ウォヌくんやジフンは他の寮にお友達がいるみたいで邪魔しちゃいけなさそうだし、今や食事の席で話す程度だ。
元々レイブンクローが個人主義だからそうなんだろうか、とまで思いだした。

そんなもやもやを薄々と感じながら呪文学の教室に入り下段の端に着席した。


担当のフリットウィック先生が生徒と談笑しているのを横目に授業が始まるのをじっと待った。

?「なあ!ここ隣空いてる...!?」

授業が始まってすぐ、息を切らしてコソコソ声で聞いてきたのは
真紅のローブを着た吊り目の子。

『...あ、うん、空いてます、どうぞ』

先「...クォン・スニョン、見えていますよ。遅刻です、次から減点しますからね」

HS「...ヤハーすみませ〜ん」



・・・

先「今日は浮遊の呪文の練習をします。ビューンヒョイ、です。
呪文は“Wingerdium Leviosa”。」


生徒が口々に呪文を復唱し配られた羽を浮かせていく。

HS「うぃんが〜でぃあむ、れびおーさ」

慣れた手付きで浮かされた隣の羽。


『...わ、すごい』

HS「...ヘヘ、だろ?同じようにやってみな」


羽に杖を向け、彼と同じようにやってみる。
『【Wingerdium Leviosa】...』


...何も起こらない。


え?


HS「...フフッ笑」

『...今笑いました?』

HS「あにあに、笑って、ない...笑」

『笑ってるじゃないですか...!』

勤勉さが取り柄のレイブンクローがグリフィンドールに笑われてしまうのが恥ずかしくなってきてわたしは投げやりに杖を降ってしまった。

『【Wingerdium Leviosa】!!!』


呪文を唱えて目に写ったのは浮いた羽ではなく焼け焦げた羽。

先「この授業で羽を燃やしたのは久しぶりです、イ・A。
もう少し落ち着きなさい」

『ご、ごめんなさい...』

燃やしてしまったことと、自分が実力不足なことが恥ずかしくってたまらなくなって俯いて、気づいたら授業は終わっていた。
たまに申し訳無さそうになにか言いたげな隣の子の顔が視界に写ったがそれどころじゃなかった。

わたしは授業が終わるやいなや逃げるように教室を後にした。

・・・

HS「あに、そしたら隣の子の羽が燃えてさ!」

WZ「ああ、Aの隣、お前だったのか」

HS「多分そう。ずっと落ち込んでたから謝ろうと思ったんだけどすぐ出て行っちゃって...」

WZ「...まあまた今度謝っとけ、」

.

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(プロフ) - イクさん» ありがとうございます✌️少しずつみんな歩み寄るのでお楽しみに🥹 (2月21日 8時) (レス) @page49 id: 2271d2c199 (このIDを非表示/違反報告)
イク(プロフ) - ウォヌの恋心が垣間見えてきてキュンとします(*^^*) (2月15日 23時) (レス) @page44 id: bbc12a723a (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - ゆんさん» ありがとうございます!頑張って更新します✌️ (2月11日 9時) (レス) id: 2271d2c199 (このIDを非表示/違反報告)
ゆん(プロフ) - こんにちは。ハリポタも好きなので続きがとっても楽しみです! (2月6日 23時) (レス) @page34 id: 74ad00435c (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - にくさん» ありがとうございます^_^!オリジナルもありきですが楽しんでいただけて嬉しいです✌️ (2月6日 22時) (レス) id: 2271d2c199 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2024年1月27日 22時

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