待宵草と咲く

仕返し ページ42

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学年末試験も近づくある日。



弟のソクミンに課題のレポートを教えていたところその横でう〜と声をあげる見慣れた顔が1人。





『ぶつくさ言ってたって羊皮紙は埋まらないよ。ほら早く終わらせた方がいいんじゃないの？』





MG「ソクミナ、写させて」





『だめだよ、あの教授はちゃんと見るから写したらすぐバレるし減点されるかもしれないんだから』





MG「あう〜…果てしなくやりたくない」




ぐでーっと机に項垂れる。




DK「ミンギュや、がんばろう。もっと魔法が上手くならないとあのスリザリン三人衆に勝てないよ」





そう、例の如くミンギュもあのスリザリンの3人によく悪戯を仕掛けられているところを何回も見てきた。





MG「ヌナだっていつもやられてるじゃん…、偶には仕返ししないと」




『わたしは今は勝てないのわかってるから、笑』





MG「ヌナはそれでいいの？！…なんか悔しくなってきた。あそこにスンチョリヒョンいるし仕返ししてくる」





思い立ったら即行動、ミンギュらしい。
ポケットから飴玉を取り出しずんずんとスリザリンのテーブルへ向かっていった。





MG「スンチョリヒョン！」



SC「お〜ミンギュや」



MG「ヒョン、勉強中だし甘いものあげるよ。寮の子から貰ったんだ」



SC「おぉさんきゅ、」


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