不穏 ページ33
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楽しかった休暇も終わってしまった。
気まずいウォヌとの関係は未だ続いていて、話をしなくちゃと思いながらも日はどんどん過ぎていく。
ジフンはウォヌと一緒にいることが多く、ウォヌと一緒に居づらいわたしは自然と1人で行動するようになってしまった。1年生の最初の時と同じような感じだ。
WZ「...A、」
図書室で1人、見つからないように隅で陣取っていたところにジフンがやってきた。
『あ、ジフナ...』
WZ「それとなくウォヌに聞いてみようと思ったけど本当に何もいわないんだよ。...だから、ちゃんと2人で早く話したほうがいい。」
『わかってる...わかってるけどさ...』
真剣な話となると身構えてしまい勇気が出ず声をかけるのも一苦労なのだ。へなへなと机に倒れる。
WZ「そうは言っても...このままってわけにいかないじゃん」
『んー...わかったよ、なんとかする』
WZ「なんかあったら言えよ、じゃあ行くから」
なんとかする、と言ったはもののどうすればいいかわからない。心当たりもないし...。
解決策はないかと羽根ペンをいじりながらぼーっと本を眺めている間に気づけば窓の外は暗くなっていて図書室も周りに人はおらずいつもよりも静かだった。
夕食を食べ逃すまいと急いで片付けているとカツカツと足音が聞こえる。
マダム・ピンスかな、もしくはまだ残ってる人がいたのかも。
意味もなく安心しながらバタバタと羊皮紙をまとめていると
「イ・A。」
知らない声が名前を呼んだ。
振り返ったとき、最後に見たのは赤い閃光だった。
床に体を打ち付けられ、わたしの意識はそこで途切れた。
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字数微妙なので切ります
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屑(プロフ) - イクさん» ありがとうございます✌️少しずつみんな歩み寄るのでお楽しみに🥹 (2月21日 8時) (レス) @page49 id: 2271d2c199 (このIDを非表示/違反報告)
イク(プロフ) - ウォヌの恋心が垣間見えてきてキュンとします(*^^*) (2月15日 23時) (レス) @page44 id: bbc12a723a (このIDを非表示/違反報告)
屑(プロフ) - ゆんさん» ありがとうございます!頑張って更新します✌️ (2月11日 9時) (レス) id: 2271d2c199 (このIDを非表示/違反報告)
ゆん(プロフ) - こんにちは。ハリポタも好きなので続きがとっても楽しみです! (2月6日 23時) (レス) @page34 id: 74ad00435c (このIDを非表示/違反報告)
屑(プロフ) - にくさん» ありがとうございます^_^!オリジナルもありきですが楽しんでいただけて嬉しいです✌️ (2月6日 22時) (レス) id: 2271d2c199 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:屑 | 作成日時:2024年1月27日 22時