1年の終わり ページ20
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6月に学年末試験を控えたわたしたちは試験勉強に取り組んだ。
スニョンがみんなで一緒に勉強しよう!と言っていたがジフンの「お前、俺らと一緒にやったら絶対喋るだけで終わるだろ」という言葉で一蹴されていた。
試験の内容は想像していたよりも簡単だったし手応えもある。実技試験でも毛足の長いカーペットをぬいぐるみに変身させ浮遊呪文で箱にしまうという課題も難なくクリア。
プラスアルファするとA+がもらえるよとジョンハン先輩に教えてもらったので呪文でリボンをかけてプレゼントボックスに変身させた。
・・・
成績表を各担任から受け取り修了式になる。
1年の成績はまずまずだった。あれだけ努力した甲斐があったと羅列されたAとA+の字を見て口角が上がる。
WN「どうだった?成績」
『悪くなかったよ。入学したての頃じゃ想像できないくらい』
WN「A、なんか入学したての頃と変わった、なんか丸くなった」
『..誰が太ったって?』
WN「あに、違うよ、笑なんかトゲトゲしてたアンテナが無くなった感じ」
『ふーん...、でもね、先輩もジュニもスニョンイもそうだけど、2人がいなかったらわたしあのままだったと思う。1年間、ありがとう』
WZ「なんだよ、急に笑」
『なんか、急に感謝を伝えたくなった。ハグしてもいい?...いやハグはなんか変かな』
WN「いいよ、友情のハグでしょ。ほら」
WZ「...俺はちょっと嫌なんだけど」
WN「それはお前がスキンシップが嫌いなだけだろ」
ほら、とウォヌが腕を広げたので小っ恥ずかしくなりながらもまとめて2人に抱きついた。
ジフンもぎこちなく背中に手を回してくれたので、ふふと笑ったら引き剥がされた。
──7月某日 ホグズミード駅
WZ「俺ら、もうすぐ2年生になるんだな。先輩か」
『そうだね。また一年も平和に終わるといいなー』
WN「ま、俺らもAもヒョンたちと関わってたら何かしらあるだろうな」
『それはそれで退屈しのぎになるからいいかも。
夏休みも2人にいっぱい手紙書くからね!』
こうしてわたしの魔法学校生活1年目が幕を閉じた。
2年生ではどんな魔法が学べて、どんな後輩が入ってくるんだろう。どんな思い出が作れるかな、と期待に胸を膨らませながら真紅の汽車に乗り込み帰路についた。
─2年生へつづく
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明日から更新遅くなります。
休暇ばかり書いててすみません、相変わらずオチも展開もまだ決まってません。
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屑(プロフ) - イクさん» ありがとうございます✌️少しずつみんな歩み寄るのでお楽しみに🥹 (2月21日 8時) (レス) @page49 id: 2271d2c199 (このIDを非表示/違反報告)
イク(プロフ) - ウォヌの恋心が垣間見えてきてキュンとします(*^^*) (2月15日 23時) (レス) @page44 id: bbc12a723a (このIDを非表示/違反報告)
屑(プロフ) - ゆんさん» ありがとうございます!頑張って更新します✌️ (2月11日 9時) (レス) id: 2271d2c199 (このIDを非表示/違反報告)
ゆん(プロフ) - こんにちは。ハリポタも好きなので続きがとっても楽しみです! (2月6日 23時) (レス) @page34 id: 74ad00435c (このIDを非表示/違反報告)
屑(プロフ) - にくさん» ありがとうございます^_^!オリジナルもありきですが楽しんでいただけて嬉しいです✌️ (2月6日 22時) (レス) id: 2271d2c199 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:屑 | 作成日時:2024年1月27日 22時