クリスマス ページ13
──
先日の一件のあと、変わったことがある。
ウォヌくん、と呼んでいたのをウォヌと呼ぶようになったし二人と移動をすることも増えた。
そこには時々アナもいる。彼女は個人主義なので偶にだ。
あとはスリザリンのあの3人から見かけられる度にお世話という名のちょっかいを掛けられること。
相変わらず悪戯が大半だが、課題の面倒を見てくれることも。
クリスマス休暇前日、私達は帰省や贈り物の話で持ちきりだった。
『二人はクリスマスは家に帰る?』
WN「うん、帰るよ。1年目だから親も心配してるだろうし」
WZ「俺も。こっちにいても課題しかやることなさそう。Aは?」
『わたしも帰るよ、弟が寂しがってるかもしれないし』
WN「弟いたの?」
『うん、いるよ。来年度入学許可証が届けば入学すると思う』
WZ「へぇ、会ってみたい」
そんな他愛もない会話をした12月23日の談話室だった。
──イ家 12月25日 朝
?「ヌナー!なんかプレゼントいっぱい届いてるよ」
『あ、ソクミナ。ありがとう』
DK「向こうでいっぱい友達できた?僕心配してたんだよ、ヌナすごい人見知りだから」
『なんとかいるよ、みんな優しい人ばっかり』
よかった!と言いながら部屋に戻っていった。
クリスマスツリーの下に置かれた自分宛てのプレゼントを開封していく。
ジフニからは白に銀の粉が光る羽根ペン、ウォヌからは濃紺の艷やかなバレッタ。
ジュニは魔法で動くスノードーム、驚いたことにスニョンくんからの贈り物も同封されていた。
手紙によるとジュニを連れて帰省したそうだ。例の一件についてはまた話そうと手紙までついていてなんだか意外だなと思い笑みが溢れる。
スリザリンの3人組からも届いていた。特にジョンハン先輩のを開封するのに少し警戒したが中には綺麗な小ぶりのバッグが入っていた。
メッセージカードには「エギはちっちゃいから楽になるように作ったよ。超大作!1日の授業分ぐらいの荷物は余裕で入るからね、メリークリスマス。」とのことだった。
『...すご』
おそらく異空間拡張カバンというやつだ。どうやって作ったのかはわからないがあの人ならやりかねないな、ありがたく使わせてもらおう。
もちろんわたしもみんなに一つ一つ悩んで贈り物をした。
今までの一人だったわたしでは想像もできないくらいの人との繋がりを感じる。
今頃同じように喜んでるといいなと思いながら雪がふる窓の外を眺めたクリスマスの朝だった。
465人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
屑(プロフ) - イクさん» ありがとうございます✌️少しずつみんな歩み寄るのでお楽しみに🥹 (2月21日 8時) (レス) @page49 id: 2271d2c199 (このIDを非表示/違反報告)
イク(プロフ) - ウォヌの恋心が垣間見えてきてキュンとします(*^^*) (2月15日 23時) (レス) @page44 id: bbc12a723a (このIDを非表示/違反報告)
屑(プロフ) - ゆんさん» ありがとうございます!頑張って更新します✌️ (2月11日 9時) (レス) id: 2271d2c199 (このIDを非表示/違反報告)
ゆん(プロフ) - こんにちは。ハリポタも好きなので続きがとっても楽しみです! (2月6日 23時) (レス) @page34 id: 74ad00435c (このIDを非表示/違反報告)
屑(プロフ) - にくさん» ありがとうございます^_^!オリジナルもありきですが楽しんでいただけて嬉しいです✌️ (2月6日 22時) (レス) id: 2271d2c199 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:屑 | 作成日時:2024年1月27日 22時