【怪盗ジョーカー】Ｊの葛藤

Épisode un ページ2

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ハチ「何故、ジョーカーさんは消えてしまったんでしょう…」


ジョーカーの好物である『カレー』を作りながらそう呟いたのは、ハチ。

もう何日もカレーを作り続けており、
キングもクイーンもカンベンして欲しいといった様子だった。


キング「僕らはともかく、弟子に一言もなくいなくなるのは、ジャックらしくないな」

クイーン「もしかしてさらわれちゃった？

…ないわね。まさかあのジョーカーが……ありえない」



変な事言っちゃったじゃない、と首を横に振るクイーンをよそに、
ハチは皿にカレーを盛った。


ハチ「ジョーカーさん、お腹すかせてないといいですけど…」

ダークアイ「ハチさんはまるで、ジョーカーさんのお母様みたいですね」

ハチ「違いますよぉ！

オイラはあくまで一番弟子として……」


ハチとダークアイが雑談する中、
キングは1人テレビを見て…


キング「いた」
クイーン「え？」


キング「一番情報持ってそうな奴……」



テレビに映っていた人物……それは、


ハチ「シャ、シャドウ！！」



シャドウ…

ジョーカーそっくりの姿をしているが、性格などは全く違い…


さもジョーカーの裏人格を見ているのじゃないか、という錯覚に陥る。


そして、テレビの中のシャドウはキング達に向かって…

不気味に笑っていたのだ。


偶然かもしれない。


けれどキングは、何かが引っかかってならなかった。

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