【II】俺の妹はいじめられっ子を ページ3
今日も仕事が一段落して、帰ろうとしたら、後ろから声をかけられた。
一「‥何。」
声を聞いただけでわかる。
琥珀だ。
琥珀「先輩!ちょっと話があるので、今日、食事でもどうですか?」
一「いや、妹がいるから‥」
琥珀「あ、話って、その妹さんと山口のことで‥」
一「え?」
俺は仕方がなく食事に行くことになった。
妹の話‥?あいつ、何か問題でも起こしたのか?
山口のこと‥は、まぁいじめのことだろうけど‥。
注文していた料理が運ばれてくると、琥珀は早速話し始めた。
琥珀「それで、本題なんですけど。」
一「うん。」
俺が頼んだのは、チャーハンとラーメン‥
ラーメン?俺餃子頼まなかったっけ‥。
妹の話と聞いて、動揺しているのに俺は気がついていなかった。
琥珀「山口、いじめられてる‥じゃないですか。
それで、今日また彼女はいじめられてたんです。」
‥またか。あいつら‥。
琥珀「そしたら‥Aが‥」
ドキッ‥Aが‥?
琥珀「ほうきを持ってきて、そいつらを叩いたんですよ。」
一「‥え。」
思いもよらない展開だ。
どうせあいつのことだから、何かまたやらかしたんだと思った。
琥珀「山口は、安心したような顔でAを見てました。」
その言葉を聞いて、なんとなくフッと思っただけのことが、確信に近づいた。
やっぱりあいつら2人は‥。
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作者名:松壱 | 作成日時:2017年1月25日 23時