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七番目の不安 ページ14

Aside


「…え、私が普を?」


「A、最近俺のところに会いに来てくれないし、俺から会いに行っても不在じゃん」


……やっぱり避けてたの気づいてたか。
私の態度のせいで、普を不安にさせてたんだよね


「俺、Aに嫌われたのかな…?」


「っそんなわけないじゃない!!」


誤解を解こうと普に近づくと、突然引き寄せられ、ギュッと抱きしめられた


「あま…」


「まあどっちみち、俺はAが足りてないんだ
責任は体でとってよね」


普は私の顎を持ち上げた
ほらまた…こうやってちょっと触られただけで心臓がすごくドキドキしている


「ちょ、普、落ち着いて!

ちゃんと話を聞いて」


「まだ待たせるんだ?
この間からどれだけ我慢させる気なんだよ」


「うっ…」


普が言ってる“この間”は、私が逃げた日のことだよね…


「そのことで話したいことがあったの!」


まだ近づいてこようとする普の口を手で覆い、ギリギリのところで寸止めした
普は小首を傾げ、私の目をじっと見つめた


「この間私が逃げたのは

恥ずかしかったからなの」


「恥ずかしかった?
え、今更?生前から付き合ってたのに?」


「なんか最近、普にちょっとでも愛情表現をされると心臓がこう…ぎゅうって苦しくなるの

この間のキスも、頬にするのが精一杯だったし…」


「……へえ」


普の口を覆っている私の手をぐっと掴み、
頭の上に押さえつけられた

こ、この状況、前と同じじゃ…

普をちらっとみると、バチッと目が合った
すると普はにこっと優しく微笑んだ

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天の河 - 好きです。大好きです。もうほんと好きです。更新、頑張って下さい!楽しみにしてます! (2020年4月29日 14時) (レス) id: cb69af0fdb (このIDを非表示/違反報告)
アリス - 結構面白いです!更新、頑張ってください。最近コロナ流行ってるので、気を付けてくださいね!ではでは、続き待ってます!この際だから、お気に入り入れときます! (2020年4月25日 10時) (レス) id: af2cedb42a (このIDを非表示/違反報告)
季依(プロフ) - いいっすね。 グッド続きがー続きがーはい、読みたいです。 (2020年4月5日 8時) (レス) id: 6c3da3b886 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:みみみ | 作成日時:2020年1月25日 14時

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