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捌番目と七番目の喧嘩 ページ22

普side


「……え?」


あまりにも突然のことで頭が追いつかない
俺はただ、Aに警戒心を持ってほしかっただけで…

Aは誰にでも優しくて可愛い顔で笑いかけたりするから、少年みたいな思春期の男子に狙われたりしないか心配だったんだ…

でもそれは、Aも俺に対してずっと感じてたってこと?
……いつから…?


「いや、それよりAを…っ」


俺はAの後を追いかけた

……誰よりも長い間側に居たのに、何でAの気持ちに気づけなかったんだろう


「ーーAっ!!」


校内を走り回っているが、Aはどこにも居なく、ただ時間だけが過ぎていった
気がつくと、夕陽が沈みはじめて、校舎が薄暗くなっている


「……一旦戻ろう」


俺がトイレに戻ると、見慣れた後ろ姿があった
まさかと思い、目を何度も擦りながらその姿を確認した
Aだ……


「A!!どこに居たんだよ!
俺ずっと探してて…」


Aは俺に背を向けたままぴくりとも動かない


「ごめん、俺ずっと自分のことしか考えてなかった…
Aも不安だったってことに気づかなくて
本当にごめ…」


「普」


Aは小さな声で俺の名前を呼んだ

やっと反応してくれた、と浮かれた気持ちでAに近づいた


「それ以上近づかないで」


Aははっきりとそう言った
驚いて固まっていると、Aは鋭い目つきで俺を睨んだ


「…え、A…
何で…?」


近づくなと拒絶されたこともだが、
何より驚いたのはAの瞳が紅くなっていたことだった

捌番目の襲撃→←捌番目と七番目の喧嘩



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天の河 - 好きです。大好きです。もうほんと好きです。更新、頑張って下さい!楽しみにしてます! (2020年4月29日 14時) (レス) id: cb69af0fdb (このIDを非表示/違反報告)
アリス - 結構面白いです!更新、頑張ってください。最近コロナ流行ってるので、気を付けてくださいね!ではでは、続き待ってます!この際だから、お気に入り入れときます! (2020年4月25日 10時) (レス) id: af2cedb42a (このIDを非表示/違反報告)
季依(プロフ) - いいっすね。 グッド続きがー続きがーはい、読みたいです。 (2020年4月5日 8時) (レス) id: 6c3da3b886 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:みみみ | 作成日時:2020年1月25日 14時

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