暗殺集団、せんせーションズ。

俺の名前はファルコンJr.ね！ ページ3

「じゃあまず今いるドクターからにしようか」

コマンダーがさっきのちっちゃい奴を見る。

「…ドクター。僕の邪魔したらぶっ飛ばすから」

それだけ言うとドクターはさっさとどこかへ行ってしまった。な、なんだよあいつ…。もはや言葉も出てこなくて立ち尽くしてたら、あんな感じだけど、ドクターはいい奴だから。とコマンダーが少し慌てたように説明してきた。へぇ、いい奴…には見えないけどな。

「ちなみにドクターは俺らの回復ともう一人のギークと一緒に武器開発を行ってるよ。ギークの紹介は後にして、次はスコープとラピッドファイヤーね。うちの最年長二人なんだ」

コマンダーの説明を聞きながらやって来た一つの部屋。どうやら二人部屋らしい。二人とも入るよー？とコマンダーが声を掛けながら入ると背の高い二人が居た。…ちっ。

「お、コマンダーどうした？」

「この子、新しくうちに来た子」

コマンダーに促されてファルコンJr.です。と挨拶すれば二人は笑顔を浮かべてスコープです。ラピッドファイヤーです。と名乗ってくれた。あ、この人たちも大丈夫そう。

「ファルコンは何の武器を使ってるの？」

スコープが興味津々という感じで聞いてきたけど、俺の名前はファルコンJr.ね！…という抗議は喉まで出かかったが辞めた。

「俺は手裏剣を使ってるよ」

「へー、手裏剣とか格好いい。あ、ちなみに俺はマシンガンね」

ラピッドファイヤーは目をキラキラさせながら手裏剣見せてーと言ってきた。この人見た目は大人っぽいのに中身はだいぶ子供…？と思ったらスコープと目が合って苦笑してたから、どうやら俺の考えは間違ってなさそうだ。

その後スコープの武器がライフルって事を教えて貰い部屋を出た。

「次はシノビとバレットね。」

先程と同じ様にコマンダーが声を掛けてドアを開けると優しそうな奴が二人。しかも一人はかなり背が高い。…くそ。

「二人とも、新しく入るファルコンJr.だよ」

「えっと、ファルコンJr.です。よろしく」

ペコっとお辞儀をすれば二人も笑顔で名前を名乗ってくれた。うん、この二人も大丈夫そう。シノビは忍術が得意でバレットは二丁拳銃を扱うらしい。忍術とか…格好いいな。

顔近くない！？→←…自己紹介くらい最後までさせろよ！

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