大丈夫、よく頑張ったね。 ページ14
Side:Commander
ソニックの指示通りに二手になった俺らはそれぞれの廃ビルへと向かった。
ビルの目の前までくればソニックとラピッドに目配せしてからゆっくりとビルの中に入っていく。ここにファルがいればいいけど…。
階段を音を立てずに上がっていく。そうすると不意に人の気配と何かの音が聞こえてきた。
「どうやら、ビンゴみたいだね」
小さくラピッドが呟いた。それに俺とソニックは頷く。俺は耳に付けている通信機の電源を入れた。
「こちらコマンダー。今ファルコンJr.を見つけた。これから救助に向かう」
「了解」
ドクターからの返事を聞き電源を切る。多分今頃スコープたちに伝えているだろう。さて、こっちも早く向こうに行きたいが、暗殺者を狙うのだから流石に一般人という訳でもないだろう。十分に警戒が必要だ。
「……と、吐けよ」
少しずつ相手の声が聞こえてくる。
「…そろそろ、次はねぇぞ」
いるのは3人。特に怪しい武器なんかも持ってない。他に人も居なさそうと判断し、その背後へとゆっくり向かう。
「……知らない、ってば、」
弱々しいファルの声。早く助けてあげないと。
俺はラピッドに目配せをする。ラピッドは頷いてからばっと走るとリーダーらしき男の背後をとり羽交い締めにした。
「なっ、！？」
「動かないで。背後は完璧にとってる」
リーダーが俺らに捕まったことでうろたえた2人をソニックがやっつけていく。その間に俺はファルのところに向かった。
「ファル！しっかりして！」
「…コマンダー？俺、」
「喋らなくていいから。大丈夫、よく頑張ったね」
縄をほどいてそっとファルの頭を撫でると小さく笑みを浮かべ安心したのかそのまま眠ってしまった。俺はファルをおんぶしラピッドの方を向く。
「狙いはなに？」
最初は黙っていたもののラピッドが男の首を少しずつ締め上げる。と、観念したのか喋り始めた。
「お前らの情報を探るためにそいつを連れ出したんだよ」
「俺らの？」
ソニックもこっちにやってきて話を聞く。
「頼まれたんだよ、大柄の男に」
「それだけでそんな事を？」
「かなりいい額貰ったからな。作戦や場所もそいつの指示だ。ちなみにどこの誰かは知らねぇよ」
俺らは顔を見合わせる。どうやら調べる必要がありそうだ。
「でも残念だったね。ファルコンJr.は入ったばかりだったんだよ」
「ほんとだったのかよ、それ」
男は悔しそうにチッと舌打ちした。
変な所ですが区切ります。
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蜂蜜色羽(プロフ) - 初めまして！この作品、初めて読ませて頂きましたが、凄く面白かったです！ファルちゃん可愛ぇぇ...//ついついいつもの癖で、JUMPの方のメンバーの名前を言ってしまいます笑 更新、頑張って下さい！待ってますo(*>∀<*)o (2018年4月14日 0時) (
レス) id: 72f4a1517b (このIDを非表示/違反報告)
こここ - 初めて読みましたがとっても面白いですね更新頑張ってください (2018年3月23日 18時) (レス) id: 837f101c5e (このIDを非表示/違反報告)
まいみ(プロフ) - しほぉん…*.♪さん» 全然構いませんよ！むしろ何度もありがとうございます！これからも宜しくお願いします♪ (2016年4月30日 22時) (レス) id: acb7b32ea3 (このIDを非表示/違反報告)
しほぉん…*.♪(プロフ) - またまたすみませんwwとっても面白いです!!頑張ってくださーい♪ (2016年4月30日 21時) (レス) id: 8c6673fcdf (このIDを非表示/違反報告)
まいみ(プロフ) - しほぉん…*.♪さん» ありがとうございます！コマファル好きって言ってもらえて嬉しいです！ゆっくりですが頑張っていくのでこれからも宜しくお願いします！ (2016年4月20日 8時) (レス) id: acb7b32ea3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まいみ | 作成日時：2016年3月22日 19時
