だから知らねぇって！ ページ13
※多少荒っぽい表現が出てきます
「ぐぅ…っ！」
「さっさと吐けよ。俺は気は短ぇんだ。次はねーぞ？」
相手の言葉に何度目かわからない言葉を吐く。
「だから、知らない…っ！？」
「てめぇ、いい加減にしろよ？」
またお腹に一発蹴りが入った。そいつが自分で言ったようにかなり気は短いようだ。蹴る力も段々と強くなってきた。
何故こんなことになっているのか。目が覚めると俺はどこかの廃ビルに連れてこられていた。両手は後ろ手に縛られ両足もしっかりと縛られていた。そして、万引きをしていた奴を含めた男3人が来てこういったのだ。
「お前のメンバーの話をしろ」
要は情報が欲しいようだった。そしてその為に態と俺の目の前で万引きをして、引き寄せ連れ去った。まんまと俺は罠に引っ掛かったわけだ。しかしあいにく俺は入ったばかり。俺が言った事は相手はとっくに調べていた。それでも俺はそれ以上の事は知らない。だけどあいつらはそれを仲間を守る為についてる嘘だと、聞く耳を持たない。…万が一持っていたとしても俺が無事に帰される保証などないが。
「いっ！」
「早く仲間のことを俺らに教えてくれよ。なぁ？」
「ぐ、けほけほ…！だから知らねぇって！」
蹴られ踏みつけられても知らないものは知らない。その言葉に向こうは苛立ちを隠せていない。
そうしているとどこかに行っていた男二人がドラム缶を持って帰ってきた。
「兄貴、いれてきやした」
「そいつの顔をそこに突っ込め」
一瞬で身体が強張る。近付いてきた男たちを避けようにも逃げられない。そのまま抱えられ俺はドラム缶に顔を突っ込まされた。
「んぐ！？う、！」
中身は水だった。俺は息が出来なくて動かせる範囲を動かして暴れる。大した抵抗にもならなかっただろうが。
暫くすると顔を上げさせられ呼吸も整わないうちにまた水につけられる。その繰り返しだった。
そうして何度か繰り返されると俺は床に投げられた。
「げほっ、ごほごほ…！」
「言う気になったかちび」
俺はちびじゃない、なんて反論は流石に口から出なかった。代わりに出たのは、
「知らねぇ…」
「ナメやがって」
思いっきり身体を蹴られる。痛みはとっくに消えた。いや、感じなくなっていただけなのかもしれない。俺は死ぬのだろうか。ぼんやりとそんな事を思った。もうすでに意識は朦朧としていた。
更新が遅くなり申し訳ありません！お気に入りありがとうございます！
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 272人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「Hey!Say!JUMP」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
蜂蜜色羽(プロフ) - 初めまして！この作品、初めて読ませて頂きましたが、凄く面白かったです！ファルちゃん可愛ぇぇ...//ついついいつもの癖で、JUMPの方のメンバーの名前を言ってしまいます笑 更新、頑張って下さい！待ってますo(*>∀<*)o (2018年4月14日 0時) (
レス) id: 72f4a1517b (このIDを非表示/違反報告)
こここ - 初めて読みましたがとっても面白いですね更新頑張ってください (2018年3月23日 18時) (レス) id: 837f101c5e (このIDを非表示/違反報告)
まいみ(プロフ) - しほぉん…*.♪さん» 全然構いませんよ！むしろ何度もありがとうございます！これからも宜しくお願いします♪ (2016年4月30日 22時) (レス) id: acb7b32ea3 (このIDを非表示/違反報告)
しほぉん…*.♪(プロフ) - またまたすみませんwwとっても面白いです!!頑張ってくださーい♪ (2016年4月30日 21時) (レス) id: 8c6673fcdf (このIDを非表示/違反報告)
まいみ(プロフ) - しほぉん…*.♪さん» ありがとうございます！コマファル好きって言ってもらえて嬉しいです！ゆっくりですが頑張っていくのでこれからも宜しくお願いします！ (2016年4月20日 8時) (レス) id: acb7b32ea3 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：まいみ | 作成日時：2016年3月22日 19時
