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｢あ、もしもし？佐々倉でーす。今日中に調査結果お届けするので宜しく〜｣
数日後、緩い留守電を受け取って苦笑い。二宮も同じ感想を抱いたようで、｢相変わらずだな…｣と零していた。
相葉ちゃんの本職は探偵。
これまでフリーランスで依頼を受けていたが、ある依頼をきっかけに大野法律事務所と専属提携することになった。
主な仕事としては、証拠集めや調査対象者の行方を追うといった調査。弁護士が法的措置をとれるだけのデータを揃えるために、探偵である相葉ちゃんに動いてもらう。
ただ、頻繁に調査依頼があるかというとそうでは無い。金銭面での不安があった彼に、同じビルの3階でカフェを営みながら探偵業を続けることを提案したのは二宮だ。
今では、立派なカフェのマスターになっている。
｢佐々倉溜が動いてるなら、お酒が絡んでそうですね。厄介だな｣
｢そもそも、二人の出会いが酒の席だと言っていたからな｣
相葉ちゃんが調査をするときに使う偽名は多岐にわたる。全てを把握している訳では無いが、佐々倉溜はバーテンダーとして潜入するときの名前だ。
｢確か、異業種交流会のあとの飲み会でしたっけ｣
｢そうだ。その後、一般平均は三回目にも関わらず初回のデートで告白。櫻井さんが押しに負ける形で交際が始まった｣
｢“押しに負ける”っていうのは貴方の願望でしょ。案外乗り気だったかもよ？｣
恋慕というのは、冷静な思考の妨げになる。感情のコントロールがこんなにも困難なことだったなんて、この瞬間まで気付いていなかった。
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野乃子(プロフ) - きよさん» ありがとうございます。次のお話で、カフェで働くきっかけとなる出来事が起こります。智さんがしっかり守ってくれているので、ぜひ読んでみてくださいね。 (2022年8月1日 22時) (
レス) @page50 id: b6882cb73c (このIDを非表示/違反報告)
きよ(プロフ) - 野乃子さん、お話しありがとうございます。初デートからプロポーズまでの二人が純真すぎる！大好きな二人です。だからこそ相葉ちゃんのカフェでなぜ働く事になったのでしょう？まぁ、何があっても智さんが守り抜くんでしょうね！次のお話しを楽しみに待っています。 (2022年7月30日 16時) (レス) @page50 id: 93930afffe (このIDを非表示/違反報告)
野乃子(プロフ) - 紅葉さん» ありがとうございます。私もこの二人が大好きなんですよね♡おそらく次回の更新で移行になると思いますが、移行先でも読みに来てくださると嬉しいです。 (2022年2月6日 0時) (レス) @page47 id: b6882cb73c (このIDを非表示/違反報告)
紅葉(プロフ) - はじめまして、毎話キュンキュンしながら拝読しています！野乃子先生のお話はどれも好みで大好きです！特にこの2人が大好きで、これからも2人の軌跡が読めるのを楽しみに待ってます！ (2022年2月2日 0時) (レス) id: 3663dc8009 (このIDを非表示/違反報告)
野乃子(プロフ) - きよさん» そうなんです、探偵だったんです。短編集では長さの関係上カットしていたのですが、せっかくなので公開することにしました。いつもコメントありがとうございます。次のお話も楽しんで頂けると嬉しいです。 (2022年1月26日 0時) (レス) @page17 id: b6882cb73c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：野乃子 | 作成日時：2022年1月25日 0時
