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「鷲匠監督が部員だった頃、バレー部にマネージャーがいなかったかららしいよ」
「……へ、」
おそらく私は今、自分史上最強に間抜けな顔をしているだろう。漏れ出た声も間抜けだったんだもの。
「だから、半分嫉妬による嫌がらせみたいなところあるんじゃないかな？」
そう言ってコーチは笑ってるけど、そんな。だとしたら完全に私怨じゃないか……泣く子も黙る鬼監督が嫉妬による嫌がらせとか……ちょっと可愛い。
ふっ、と私もつい吹き出してしまった。
「あ、それじゃあ私は食堂に行くので……」
職員室と食堂の別れ道。立ち話をしていたが、ここでコーチとは暫しお別れだろう。私はそう思っていたのだが、コーチがそれを否定した。
「いや、……あの、�盒兇砲�願いがあるんだけど……」
随分と歯切れが悪い。視線も斜め下をさまよっている。
「…………なんですか？」
正直嫌な予感しかしなかったけど、相手はコーチだ。私なんかが無下にできるわけがない。
「�盒兇�料理してる姿、写真撮ってもいいかな？ いや、勿論数枚で構わないんだ」
そう言ってジャージのポケットから取り出したのは、黒いカバーのスマホ。それは、よく見覚えのある……
「えっ、それ牛島のスマホですか？」
何でコーチが持っているのか。私の疑問は恐らく顔に出ていて、語感からも感じ取れたのだろう。尋ねる前にコーチが答えてくれた。
「そう。頼まれてね」
断れなかったんだ……と言うように、頬をポリポリと掻いた。
「……牛島がですか？」
でもまさか、牛島がそんなこと？ 目的のためなら、割と手段を問わない質だとは思っていたけれど。ここ迄使えるものは使おう精神だったなんて。
いややっぱり、質問しておいてなんだが、あまりそうは思えない。牛島がまさかこんなコーチを顎で使うような、無礼な行動を取るとは考え難い……
そんな私の思考を肯定するように、コーチが首を横に振って否定した。
「いや、天童」
なる程あいつか。失礼ながら、ストンと驚くほど自然に腑におちた。
「まあ、今日は牛島の誕生日だからね……」
だめかな？と、何も悪くないコーチにそんなに申し訳なさそうな顔をされて低姿勢でお願いされると、私に断ることなどできなかった。
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ライチ(プロフ) - 続きは無いんですか？？まだ続きを見たいです！ (2020年10月3日 15時) (
レス) id: 812b1ab43b (このIDを非表示/違反報告)
バッキバッキーに折ーれ - あれ？終わってしまったんですか？牛若のヤンデレっぷりをまだ見ていたいです！ (2019年8月1日 14時) (レス) id: 9db58cab5f (このIDを非表示/違反報告)
たなぱし(プロフ) - 森はる。さん» 森はる。さん、コメントありがとうございます！皆さんのおかげで続編を出せました。感謝です!!!!!楽しんで頂けているようで私も幸せです（真顔）応援ありがとうございます！相変わらずな更新頻度だとは思いますが、精一杯頑張りますね（^^）!!!!! (2017年9月16日 8時) (レス) id: 47f42923ee (このIDを非表示/違反報告)
森はる。(プロフ) - 続編おめでとうございます!!!!毎度毎度牛若のヤンデレっぷりを楽しみにしてるのでもう見てて幸せです(真顔)これからも無理なく更新頑張ってください！ (2017年9月16日 8時) (レス) id: 85d03e2f20 (このIDを非表示/違反報告)
森はる。(プロフ) - 続編おめでとうございます!!!!毎度毎度牛若のヤンデレっぷりを楽しみにしてるのでもう見てて幸せです(真顔)これからも無理なく更新頑張ってください！ (2017年9月16日 8時) (レス) id: 85d03e2f20 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：たなぱし | 作成日時：2017年9月16日 7時
