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「それでは、ご飯作り終えたらすぐ練習に戻ります」
食堂へ向かう道と職員室へ向かう道の分かれ道。私は足を止めて斉藤コーチにそう言った。
「ああ、いや、そのことなんだけど」
すると、斉藤コーチが思い出したかのように口火を切った。
「�盒兇呂修慮紊�昼まで休憩に入っていいって鷲匠監督が仰ってたよ」
コップを逆さにして中の水が流れ出るように、サラリと言った。
「え、……あ、そうなんですか」
……あれ、そんなまさか。いや、でも……
グルグルと1つの思案が私の頭の中を鈍く、それでいて俊敏に駆け回る。私にしては珍しく顔に出ていたのだろうか。斉藤コーチが冗談っぽく言った。
「どうした？まさか、マネージャーをクビにされるんじゃないかって？」
「……はい」
けれど、それはまさに的を得ていて。私は頷かざるを得なかった。
「って、まあ流石にそんなことは……へ？」
窓に付着してる雨粒が窓伝いに落下しながらその身を大きくし、速度を早くさせていく様にサラリと一度は流そうとした私の返事。少しのタイムラグのあと、斉藤コーチが驚愕と共に再び私の方を見た。つまりはお手本のような二度見。
「えっ、はっ、何で！？辞めたくなったじゃなくて、辞めさせられるかも！？」
斉藤コーチは焦った様に眼鏡のブリッジを上げる。
「え、私からすれば前者の選択肢の方が大分謎なんですけど……？」
少し困った私は、眼鏡のブリッジを上げた。私の眼鏡のフレームの幅のサイズはちゃんと合っているはずなのにすぐズレ落ちてくる。
斉藤コーチは焦った様子で尚も続けた。
「いやいやだって。うちは部員数多いからマネージャーに多大な負担を強いているし、一癖も二癖もある部員が多いし……いや、自主退部を希望してるんじゃないなら「コーチ、私はこの部に必要ですか？」
単刀直入。私はコーチにそう言った。まどろっこしいのは苦手だ。
幾ら贔屓目で見ていたとしても、所詮はたかが一人の部員にすぎない牛島のためだけに、たった一人であるマネージャーのこの私にご飯を作る時間をすんなりくれたときから既に違和感はあった。
私史上最も厳しい人格であるあの鷲匠監督がしかも実質の休憩もくれたのだ。……それが永休になる可能性だってある。
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ライチ(プロフ) - 続きは無いんですか？？まだ続きを見たいです！ (2020年10月3日 15時) (
レス) id: 812b1ab43b (このIDを非表示/違反報告)
バッキバッキーに折ーれ - あれ？終わってしまったんですか？牛若のヤンデレっぷりをまだ見ていたいです！ (2019年8月1日 14時) (レス) id: 9db58cab5f (このIDを非表示/違反報告)
たなぱし(プロフ) - 森はる。さん» 森はる。さん、コメントありがとうございます！皆さんのおかげで続編を出せました。感謝です!!!!!楽しんで頂けているようで私も幸せです（真顔）応援ありがとうございます！相変わらずな更新頻度だとは思いますが、精一杯頑張りますね（^^）!!!!! (2017年9月16日 8時) (レス) id: 47f42923ee (このIDを非表示/違反報告)
森はる。(プロフ) - 続編おめでとうございます!!!!毎度毎度牛若のヤンデレっぷりを楽しみにしてるのでもう見てて幸せです(真顔)これからも無理なく更新頑張ってください！ (2017年9月16日 8時) (レス) id: 85d03e2f20 (このIDを非表示/違反報告)
森はる。(プロフ) - 続編おめでとうございます!!!!毎度毎度牛若のヤンデレっぷりを楽しみにしてるのでもう見てて幸せです(真顔)これからも無理なく更新頑張ってください！ (2017年9月16日 8時) (レス) id: 85d03e2f20 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：たなぱし | 作成日時：2017年9月16日 7時
