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「いやだからさ、Aちゃんが美人なのは一旦脇に置いといてだな。今一番問題なのは「い゛っ……だ、あぁぁ……！！」コレだろ！！！」(小声)
うわ、すっかり忘れてた……
木兎の訴えに重なったTHE☆悲痛な叫び声。先程よりも大きく聞こえたそれは、俺の心臓を震わせ恐怖心を生んだ。その恐怖心は血管を通して全身に巡り、体感温度は一気に2〜3度下がる。うわ、鳥肌立った。
「これ、痛いっつってんのカナ？」
「ふぅ、う゛ぅ……！」
天童の問に答えるように再び発せられたその声は酷くかすれていて。声の主が悶絶しているのが否が応でも伝わってくる。
「そういえば、……」(小声)
突然口を開いた黒尾。相変わらず小声である。
「な、何だよ……」(小声)
澤村は先を促した。彼もやはり小声である。
澤村に応えるように一つ頷いた黒尾は、その先を語った。
「これはつい前の合宿のことだ。主将・副主将会議が終わった俺達は、このまま部屋に戻っても暑くて眠れないと木兎が言い出したのをきっかけに怪談をすることにしたんだ」(小声)
「か、怪談を……！！」(小声)
そう言った五色は目を見開き、口元に手を当てる。怪談と言う単語にすら怯えて震え上がっているようだ。まあ、今の状況なら仕方ないか仕方ないな仕方ないよなだって俺も怖い。(震え)
「怖がりなのにですか？」
「だまらっしゃい」(小声)
白布が呆れ顔で呆れたように言った。
「とにかく、話を続けるぞ？」
咳払いを一つして、黒尾がそう言った。
「その時、今この場にはいない森然の主将の小鹿野が言ってた話なんだが……」
「ああ！
その続きをハッとした表情の木兎が引き継いだ。え……デル？dell(訳:小さい谷)？
「そうそう、それそれ」(小声)
黒尾が腕を組み、神妙な顔つきで何度か頷く。ん？森然高校のあるここの土地は元々dellだったって解釈でおk？なに、隆起したの？(全力で現実逃避)
「今から約30年前……」(小声)
そう言って話を再開させる黒尾だったが、そこまで言うと突然眉を顰めて黙った。そして目を細めて、あー？と小さく声を漏らした。皆の間に緊張が走る。
「いや、40年前だったか？」(小声)
「「「いやそこはどうでもいいだろ！！」」」(小声)
てか結構歴史長いんだな森然って！！
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たなぱし(プロフ) - 田畑とあさん» 田畑とあさん、コメントありがとうございます！ご期待に添えるよう頑張りますね（^^*） (2017年8月29日 9時) (
レス) id: 47f42923ee (このIDを非表示/違反報告)
田畑とあ(プロフ) - 応援してます！更新楽しみにしてます！ (2017年8月29日 3時) (レス) id: a96b3e8621 (このIDを非表示/違反報告)
たなぱし(プロフ) - 雑食性のハトさん» 雑食性のハトさん、コメントありがとうございます！若利君は可愛いですよね〜。あ、アレですよ？最近テスト等で余りにも多忙だったので、恋人の居ない現状に対する皮肉も込めてリア充になったとお知らせ致しました！…笑うしかないです笑笑応援ありがとうございます！！ (2017年8月21日 11時) (レス) id: 47f42923ee (このIDを非表示/違反報告)
雑食性のハト(プロフ) - 若利君、かわよす。そして作者さま、リア充になったのですか。。。尊敬します…(;^ω^)そして更新、頑張ってください〜♪ (2017年8月20日 22時) (レス) id: 56f9ba41b1 (このIDを非表示/違反報告)
たなぱし(プロフ) - 男性声優大好きさん» 男性声優大好きさん、コメントまたまたありがとうございます！良いお話だなんてありがとうこざいます！凄く励みになります！！更新頑張りますね(`･ω･´) (2017年8月10日 20時) (レス) id: 47f42923ee (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：たなぱし | 作成日時：2017年4月23日 11時
