噂の真相 ページ13
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「ごめんなさい、お騒がせしました」
そう言ったAセンパイはペコリと頭を下げる。
谷地さんがAEDを元の場所へ戻してきた頃には、だいぶAセンパイの頬の熱も冷めていた。
「いや、そんなことは……なんか俺らもすいませんでした」
俺らを代表して、大地さんも頭を軽く下げる。
「大事を取って横になっていたほうがいいんじゃないか？」
「……いやいや、大袈裟だって。もう大丈夫だから」
そう言ったAセンパイは顔の前で手をパタパタと振った。しかし、ジャパンの顔は依然として晴れていない。眉は下がっていて、さっき俺を睨んでいたのと同一人物だとは到底思えない。
「まあ、Aは本当にヤバイ時はちゃんと言うだろ」
「無理はすんなよ？」
「うん、ありがとー……ぉふっ！？」
自分を心配してくれる白鳥沢の部員にお礼を言ったAセンパイの語尾が奇声(？)になった。いや、可愛いけど。
「おいおい、若利！何してんだよ！」
慌ててジャパンを止める声が上がる。
「なにって、Aの肩に手を回している。またいつ倒れてもいいようにな」
……アレ、さっきAさんが倒れたのってジャパンのせいなんじゃ？
「うわわわわわ……」
そう言ったAセンパイの顔がまた赤くなる。え、尋常じゃないほどの赤さですけど大丈夫ですか！？
「うわわわ入りましたはいアウトー」
白鳥沢の人たちに向けて、赤い髪の毛の人が頭の上で両手で大きくバツをつくった。
そこからは速かった。
一人はジャパンの背を押し、
「牛島さん、Aさんはまだドリンク作ってくれてる途中ですからね！」
「む、しかし……」
「本人が大丈夫って言ってるんですから大丈夫ですって。それともなんです？牛島さんはAさんのこと信じてないんですか？」
「……分かった」
一人は清水センパイと谷地さんに頭を下げ、
「すいません、後よろしくお願いします。何かあればすぐ俺らの誰かに声かけて下さい」
「あ、うん。任せて」
「い、命に変えても！！」
一人は
「ちなみにさっきって何があったんですかね？」
「あー……うん、なあ？」
「やー……まあ、何と言えばいいのか……」
「あ、もう大丈夫です。言い難いそれなりのことって察したんで」
……なんか手馴れてない？
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たなぱし(プロフ) - 田畑とあさん» 田畑とあさん、コメントありがとうございます！ご期待に添えるよう頑張りますね（^^*） (2017年8月29日 9時) (
レス) id: 47f42923ee (このIDを非表示/違反報告)
田畑とあ(プロフ) - 応援してます！更新楽しみにしてます！ (2017年8月29日 3時) (レス) id: a96b3e8621 (このIDを非表示/違反報告)
たなぱし(プロフ) - 雑食性のハトさん» 雑食性のハトさん、コメントありがとうございます！若利君は可愛いですよね〜。あ、アレですよ？最近テスト等で余りにも多忙だったので、恋人の居ない現状に対する皮肉も込めてリア充になったとお知らせ致しました！…笑うしかないです笑笑応援ありがとうございます！！ (2017年8月21日 11時) (レス) id: 47f42923ee (このIDを非表示/違反報告)
雑食性のハト(プロフ) - 若利君、かわよす。そして作者さま、リア充になったのですか。。。尊敬します…(;^ω^)そして更新、頑張ってください〜♪ (2017年8月20日 22時) (レス) id: 56f9ba41b1 (このIDを非表示/違反報告)
たなぱし(プロフ) - 男性声優大好きさん» 男性声優大好きさん、コメントまたまたありがとうございます！良いお話だなんてありがとうこざいます！凄く励みになります！！更新頑張りますね(`･ω･´) (2017年8月10日 20時) (レス) id: 47f42923ee (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：たなぱし | 作成日時：2017年4月23日 11時
