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私と部活の片付け。 ページ33

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「Aー!旦那が迎えに来たよ」





少女に無言電話がかかった翌日の部活終わり。弓道場の入り口からひょこっと顔を出し、少女の友人がそう伝える。





「だから、京治は旦那じゃないって」





少女は弓道場の隅で正座し、かけ(弓道具の一つで、右手に装着する手袋のようなもの)を外しながら訂正を入れる。もう何度目の訂正なのかは分からない。





「あっれー、誰も赤葦だとは言ってないけど?」





ニヤニヤと友人は笑う。





「ばっか、いつも京治のこと旦那って呼ぶじゃん。カマかけようったって無駄なんだから」





肩をすくめ、呆れたように華麗に切り返す少女。





「チッ、どこの学年トップ10だよ」





友人はつまらなさそうに舌打ちを打つ。





「梟谷学園のだよ。あとそれ完全に褒め言葉だよね。ありがと」





弓道部の友人たちは、からかいの意を込め、少女の前では赤葦のことを旦那や夫と呼び、赤葦の前では少女のことを奥さんやお嫁さんと呼ぶ。



部活終わりの赤葦が、少女を迎えに来て一緒に帰るようになった頃からだ。





「褒めてねえよ。つかミーティングだから二人ともはよ来いや」


「あいさー!」


「んー…」





ミーティングは弓道場の前の芝の上で行っている。入り口から顔を引っ込め、先に外に行った友人に続こうと、少女は急いで片付けを再開させる。



弓道場内に残っていたのは、自分の弓道具の片付けをしていた少女と、会計の仕事をしていた森。後は一年生が道場内の片付けで数人出入りを繰り返している。



基本的に全員で使う道具は、準備も片付けも一年生がすることになっている。武道特有の、所謂年功序列というものだ。


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少女と弓道場。→←私と幼馴染の小さい頃から。



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たなぱし(プロフ) - ごくえんろうさん» わ、ヤンデレ牛島君(なんか闇金ウシジマくんみたい←)もご覧になっていだだけてるんですね!!嬉しいです^^牛島君のヤンデレは他ではあまり見かけませんよねー。自分得で書かせていただいてます笑 (2017年3月18日 7時) (レス) id: 8222ef3129 (このIDを非表示/違反報告)
ごくえんろう(プロフ) - たなぱしさん» 私は真っ黒黒葦派です(笑) ヤンデレ牛島君も読ませていただきました! 赤葦君も牛島君も好きなので嬉しいです(*´艸`*) (2017年3月18日 0時) (レス) id: 82fd8ee9bf (このIDを非表示/違反報告)
たなぱし(プロフ) - ごくえんろうさん» たなぱしとしては赤葦君好きが増えて何よりです!ただ、続編では赤葦君の印象がガラリと変わってしまうので……ちなみにたなぱしは真っ白葦も真っ黒葦もイケるクチです。もう赤葦君なら、なに葦でもイイです。赤葦に幸あれ(真顔)← (2017年3月18日 0時) (レス) id: 8222ef3129 (このIDを非表示/違反報告)
たなぱし(プロフ) - ごくえんろうさん» ごくえんろうさん、コメントありがとうございます!うわああ、本当ですね!最後の最後に締まりませんね!←これは圧倒的誤字ですね。指摘ありがとうございます!!! (2017年3月18日 0時) (レス) id: 8222ef3129 (このIDを非表示/違反報告)
ごくえんろう(プロフ) - ストーリー、とても面白いです!赤葦君をこの小説で好きになりました! あの、私と幼馴染と車内で。の最後らへん、『赤葦はスルッと』の部分なのですが、少女戸になっています。誤字ではないでしょうか。長文、失礼しました。 (2017年3月18日 0時) (レス) id: 82fd8ee9bf (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:たなぱし | 作成日時:2017年2月8日 21時

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