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私の葛藤と決意。 ページ4

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「目の下に隈なんかつくってさ、夜も満足に寝れてないんじゃないの?


Aのことが心配で俺が眠れなくなりそうだ……」





赤葦は膝を曲げ、少女の顔を正面から見据える。焦りと戸惑いの色を隠しきれていない少女の双眼。


その下の闇を孕んだ柔らかな肌を優しく撫でるように、赤葦の大きな手が少女の頬を包み込む。



少女の瞳に赤葦が映り、赤葦の瞳に少女が映る。



不意に、赤葦が少女の頬から手を離した。





「……ごめん、何も無いんだったら、それでいいんだ。ただ、少し気になって」





そう言って哀しそうに笑う赤葦。





「いこっか」





赤葦はふただび足を動かし始めた。いつもより少し大股な歩調に、少女は少し速歩きになる。普段は赤葦が少女の歩くペースに合わせているため、こんなことは初めてだった。





「けい、じ…待っ、て…!」


「あ、もしかして好きな人でもできた?」





赤葦の歩く速さは変わらない。少女には、先へ先へと進む赤葦の顔が見えない。





「それなら俺が聞くのは無粋だね。ごめん、忘れ「違う!……違う、の」





少女が赤葦の腕を掴む。透明で透き通った、真珠のような涙がポロポロと少女の瞳から溢れた。





「Aっ、何で泣いて……って、ごめっ、…俺のせい、だよな……」


「ちがっ、!…」





少女はブンブンと首を横に振る。





「何が、違うの……?」





赤葦はハンカチで少女の涙をそっと拭いてやる。





「俺には、言えないこと……?」





赤葦に泣きそうな瞳で見つめられ、少女の心にはグルグルと葛藤が生まれた。話さないことも罪悪感に繋がる……





「……実は、私……その、」





少女は決意固め、赤葦に全てを話した。

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私の思考の放棄。→←幼馴染は親すら超えた。



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たなぱし(プロフ) - ごくえんろうさん» わ、ヤンデレ牛島君(なんか闇金ウシジマくんみたい←)もご覧になっていだだけてるんですね!!嬉しいです^^牛島君のヤンデレは他ではあまり見かけませんよねー。自分得で書かせていただいてます笑 (2017年3月18日 7時) (レス) id: 8222ef3129 (このIDを非表示/違反報告)
ごくえんろう(プロフ) - たなぱしさん» 私は真っ黒黒葦派です(笑) ヤンデレ牛島君も読ませていただきました! 赤葦君も牛島君も好きなので嬉しいです(*´艸`*) (2017年3月18日 0時) (レス) id: 82fd8ee9bf (このIDを非表示/違反報告)
たなぱし(プロフ) - ごくえんろうさん» たなぱしとしては赤葦君好きが増えて何よりです!ただ、続編では赤葦君の印象がガラリと変わってしまうので……ちなみにたなぱしは真っ白葦も真っ黒葦もイケるクチです。もう赤葦君なら、なに葦でもイイです。赤葦に幸あれ(真顔)← (2017年3月18日 0時) (レス) id: 8222ef3129 (このIDを非表示/違反報告)
たなぱし(プロフ) - ごくえんろうさん» ごくえんろうさん、コメントありがとうございます!うわああ、本当ですね!最後の最後に締まりませんね!←これは圧倒的誤字ですね。指摘ありがとうございます!!! (2017年3月18日 0時) (レス) id: 8222ef3129 (このIDを非表示/違反報告)
ごくえんろう(プロフ) - ストーリー、とても面白いです!赤葦君をこの小説で好きになりました! あの、私と幼馴染と車内で。の最後らへん、『赤葦はスルッと』の部分なのですが、少女戸になっています。誤字ではないでしょうか。長文、失礼しました。 (2017年3月18日 0時) (レス) id: 82fd8ee9bf (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:たなぱし | 作成日時:2017年2月8日 21時

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