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角名との電話を切ると、マネの皆さんがじっと私を見ていた

『あ、すみません!!うるさかったですよね…』

「全然大丈夫だよ!あのさ、質問してもいいかな…?」

「さっきの電話の相手って彼氏?」

潔子さんが遠慮がちに尋ねてきた

『え!?ち、違いますよ!!友達です!』

「へー、怪しいなあ…」

「なんかすっごいカップルみたいだったよね。」

『まじですか…』

「Aちゃんはどうなの?」

「さっきの人のこと。」

『優しくて、周りをよく見ていていい人だとは思いますけど。』

『別に恋愛感情はないです笑』

「ふーん、?」

『皆さんこそどうなんですか??』

『今日は寝かせませんよ!』

恋バナをして盛り上がった





「おはよー!!!」

朝一番に会ったのは木兎さんと赤葦

『おはようございます…』

「なんだ、A元気ないなー!」

「寝不足?」

『話してて夜更かししちゃいまして…』

『でも、修学旅行みたいでとても楽しかったです!!』

「そっかー、よかったな!!」

「よし!元気出すために一緒にランニングするか??」

「木兎さん、高坂さんの体調悪化させる気ですか?」

「寝不足の状態で朝からランニングなんてしたら倒れますよ。」

「木葉さんと一緒に行ったらどうですか。木兎さんと走りたいって言ってましたよ。」

「まじか!?木葉探してくる!!」

そう言うと木兎さんは走っていった

「はあ、ごめんね。高坂さん。木兎さんが。」

「そういえば高坂さん、昨日はありがとう。」

(え、私何かしたっけ?)

そんな考えが顔に出ていたのだろう

赤葦が少し笑った

「高坂さんのおかげで木兎さんの調子がよかったからね。」

『いやいや!思ったこと言っただけだし…お礼言われるようなことじゃないよ。』

「昨日の木兎さんは上の空だったというか、普段と違う感じでね。」

「なかなか本調子にならなかったんだ。」

赤葦が困ったように言った

『赤葦にとって木兎さんは凄く大切な人なんだね!!』

『じゃないと、そこまで気にしたり、わかろうとしたりしないでしょ?』

私がそう言うと、赤葦は少し目を見開き笑った

「そうなんだ。俺にとって木兎さんはスターだからね…」

そう言った赤葦はとても優しい顔をしていた

「あのさ。高坂さんのこと、名前で呼んでもいいかな。」

『もちろん!!!さんも外していいよー。』

「ありがとう、改めてよろしくね。A」

赤葦とより仲良くなれたみたいで、私はとても嬉しかった

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作者名:ほの | 作成日時:2024年3月2日 16時

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