狐につままれた (ページ41)

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研磨おすすめのりんごジュースはとても人気だった

マネ全員で話していると突如私のスマホが鳴った

『え、あ…すみません…』

画面には角名倫太郎と表示されていた

「全然大丈夫だよ。電話出ちゃえば？」

お言葉に甘えて、私は電話に出た

「もしもし？A？」

『うん。角名どうしたの？』

「あー、今侑達と一緒にいるんだけど…」

「侑が"Aは何してるんやろな…"って言い出して。」

「桃鉄最下位だった俺が電話かけたって訳。」

その話を聞いて私は思わず笑ってしまった

『ホントに侑ってよくわからないよね笑』

『因みに私は今何処にいるでしょーか！！』

「え、なにその謎クイズ。家じゃないの？」

角名は少し考えると答えを出した

「多分コンビニとかではないと思うんだよね。宮城とか…？笑」

『うわ、惜しい。正解は東京でした。』

「全然違うじゃん。てか、県外なのは合ってるのかよ笑」

「え、なんで東京いんの？」

『えっとねー。』

私はハッとした

(なんで稲荷崎のマネはやらないのに、他校の高校のマネやってるの？ってなるか…)

『あー、友達に会いに行ったの。』

『そしたら偶然、幼馴染にも再会しちゃって！！超ビックリだよー。』

「ふーん、そうなんだ。」

「もしかして…」

その言葉を遮る声がスマホから聞こえた

「A今東京おるん！？」

侑だ

『はあ、そうだけど…』

嫌な予感がする

「お土産買ってきて！！」

『絶対そんなことだろうと思ったよ…』

「俺は食べ物がええ。」

「俺も！！」

『双子は遠慮っていうのを知らないわけ？』

私が呆れたように言った

「俺は別に大丈夫やで。」

「俺も。」

『いや、銀と角名には買うよ。』

「「なんやと！？」」

「なんで望んでる方には買わないんや！」

「おかしいやろ！」

『なんか買ってこいって言われると買いたくなくなるんだよね。』

「うわめっちゃわかる。」

角名と意見が合致した

「うわ、お前ら揃って性格悪いなあ…」

「『侑にだけは言われたくない。』」

「じゃあ、A頼んだで！！」

そう言った後、角名以外の声は聞こえなくなった

『逃げたな侑…』

『そういえば角名、なんか言おうとしてなかった？』

「あー、いや何でもない。」

「じゃあねA、友達といるんでしょ？」

「いきなり電話してごめんね。」

『全然！楽しかったよ。角名、夜更かししないでちゃんと寝てね！』

「はいはい、おやすみ。」

『おやすみなさい！』

そう言って電話を切った