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私は音駒の記録をしていた

『凄い…』

音駒は人との連携が凄くてボールをなかなか落とさない

(やはり3年生の安心感は凄いな)

(クロくんのブロックめっちゃかっこいいんだけど!?!?)

これはやばい

正直、私の個人的に好きなブロックランキングで角名といい勝負をしている

海さんのスパイクもフォームがめっちゃきれいだし、夜久さんが上手すぎてヤバい

これは西谷が尊敬する気持ちもよくわかる

福永と山本もきっと得点源なのだろう

(山本はホントに田中とそっくりだ…)

それに研磨!!

読み合いが凄く上手だ

目線などを巧みに利用してフェイントをかけている

(ゲームが好きな研磨らしい戦法だなあ…)

1年生のリエーフは身長高すぎでしょ!!

バレーの経験は浅いのかな?

でも、センスがあるんだろうな…




音駒も凄いけど…

私は相手コートを見た

私が体育館に入ったとき、凄いスパイクを打っていた人がいた

しかし、今回の試合では、目立った得点はない

それに、少し落ち込んでいるみたいだ

『さっきの梟谷の主将のスパイクめっちゃかっこよかったから、もう一回見たいな…』

私はボソッと呟いたのだが、聞こえてたらしい。皆さんの動きが止まり、私の方をみた

「「「・・・・・」」」

『え?』

『ど、どうかしましたか??』

私が困っていると、梟谷の凄い人が私の方に近づいてきた

「俺、かっこよかったか!?」

『え?』

『あ、はい!さっきめっちゃかっこよかったです!!』

『あんなに打ちづらい体勢から凄いきれいな軌道で…』

『本当に凄かったです!!』

「・・・・・」

主将は黙ってしまった

それに、試合を中断させてしまったことに気がついた

『あ、えと、ごめんなさ「そうだよな!!」

『!?』

「やっぱ、俺ってすげー!!!」

「ヘイヘイヘーーイ!!!」

「あかーし!もっとトスくれ!!」

そこからの梟谷の主将は絶好調で、音駒は負けてしまった

私は驚くことしか出来なかった





「俺どうだった!?!?」

試合が終わった直後、梟谷の主将に聞かれた

「木兎さん、落ち着いてください。」

そう言ったのは梟谷のセッター

『最高すぎです!!!』

「そうだろー!?」

「俺は木兎光太郎!!梟谷のエースだ!!」

「俺は赤葦京治です。よろしくお願いします。」

『私は高坂A、2年生です。こちらこそお願いします!』

「Aかあ!いい名前だな!!」

「俺の弟子にしてやる!!」

「ごめん、気にしなくいいよ…」

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作者名:ほの | 作成日時:2024年3月2日 16時

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