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ホームルームが終わった後、私は転校生特有の机囲みにあった
「高坂さんよろしくな!!」
「Aちゃんって呼んでもええ?」
「高坂さん彼氏おるん?」
好きな教科などなど色々なことを一気に聞かれる
(勢いがすごいな…)
『えっと、名前呼びしてくれると嬉しい!!』
『私も皆の名前早く覚えれるよう頑張る!!』
『だから、たくさん話しかけてくれると嬉しいな。』
私は順番に質問に答えていった
『好きな食べ物…甘いものはなんでも好きかなぁ、ゼリーとかアップルパイとか…』
『好きな教科は日本史と音楽かな?ピアノを習ってたっていうのもあるし、歌うことも好き!!』
『彼氏はいないよ、好きな人もいないです…』
「うちの学年顔面偏差値高いで!!」
「宮兄弟とか角名くんとかな!!」
(ミヤ兄弟…?スナくん…?)
皆によると、この学年には学校トップにはいるモテ男が3人いるらしい
「宮兄弟の片割れの侑はこのクラスやで。」
「今はまだ来てへんみたいやけどなー。」
そんな会話をしていると、1人の男子が質問をしてきた
「高坂さんって、宮城で部活なんかやってたりせんの?」
『えっと、中学校から高1までバレー部のマネージャーやってたんだー。私自身はあんまり運動出来ないんだけどね…』
その言葉を聞いて、皆の目が見開かれた
『でも、此処ではやらないつもり!!一旦バレーから離れようと思ってね。』
皆が曇らせていた顔をパッと明るくした
「あー、うん、いいと思う!それに、ウチのバレー部ではマネージャー募集してへんしな!」
『あ、そうなんだ…』
(マネいない部活とか大変だろうな…顧問の先生とかがやってるのかな?)
まあ、どっちにしろマネはしないけどね
「じゃあ、吹部入んない?ウチ、強豪だよ!?」
「いやいや、女バスはどう??」
『私、弓道部入ろうと思ってて!マネと掛け持ちしてやらせてもらってたんだよね!!』
「そうなんや!!絶対かっこええんやろなぁ…」
『普通だよ笑あんまり上手でもないしね。』
そんな話をしている私達を扉のところから金髪の人と銀島がみていることには気がつかなかった
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作者名:ほの | 作成日時:2024年3月2日 16時