【d!】カンナの妄言

・ ページ5

＊

「･･････ロボロ？ここは何処？」
「A起きたん？ここはランプの中やで。･･･今までのこと覚えてないん？」


うん、と恥ずかしそうに頷く彼女に、魔法は成功したのだと悟る。
徐に彼女の座るベッドへと向かうと、Aはほんのりと頬を林檎色に染めて笑った。


「･･･嫌やないか？」
「うん。ちょっと恥ずかしいけど･･･。それより、私はここから出られないの？」


その言葉にゆっくりと頷いて、自身の指を彼女の指に絡める。するとAは暗褐色の瞳を灯らせて、さも嬉しそうにはにかんだ。


「ロボロとなら、一生ランプの中でもいいよ」




＊




･･･こうして、お姫さまは王子さまと共に、豪華な王宮ではなく、質素なランプの中でふたりきりの生活をしていくことを決めました。
それからふたりは何時まで経っても愛し合って、幸せに暮らしましたとさ。



めでたし、めでたし。






精々変わらないでね、私のジャスミン ／ rbr

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お久しぶりです！！
テストが終わりました。長らくお待たせ致しました･･･！！！

お待ち頂いていたリクです。長くお待たせして申し訳ないです･･･。
久しぶりに書いたので気に入って下さるか分かりませんが、喜んでくれると嬉しいです〜！！！

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