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「失礼するわ。グルッペン、話あるんやけど」
部屋に入ってきたのは軍の幹部のひとりであり、グルッペン様の相棒とも言われている、書記長のトントン様。トントン様は手に持った分厚い書類を机に置いた。
「実はな、一週間後にℳ国の城で国王主催の大規模なパーティーが行われるらしい。これは二度とないチャンスや。･･････やけど一つ問題があってな」
「ほう？なんだ」
彼はトントン様の話に耳を傾け、愉快そうに返事をした。トントン様は納得のいかない顔をしながらも答える。
「実はその国王が相当な女好きで、女しか相手にしないらしくてな･･････。幹部に女はいないし、やから使用人を連れていくしか無いんやけど」
そこでちらり、とトントン様は私の方を見た。
何だなんだ、今まで私のことなんていないように扱ってたくせに。
「此奴に、行ってもらえばいいんやないか」
「「は？」」
初めて横の人と考えが合致した気がする。
「何でAだ。メイドは他に山のようにいるだろう」
彼の言葉に精一杯に同調する。
「やって他の奴らやったら、なんかあった時に冷静に対処出来ないやろ。此奴はグルッペンのお墨付きなんやろ？いっつも自慢気に話しとるやん」
「な、やからって、Aは絶対駄目や」
急な暴露に顔を林檎にさせながらも否定してくれる、彼に心からのときめきを覚えた。
傲慢な癖して、結構私のこと考えてくれたり、してたのかな。
「は？減るもんでもないやん。何でそんなに其奴の事庇うん」
「兎に角Aは駄目や。幾らお前でもそんなに反対するんやったら容赦せんぞ」
増悪に満ちた顔をした彼の眼光は鋭く、そして確かにトントン様へと向けられている。それは本当に仲間への感情なのか、と疑いたくなる程だった。
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ハル(プロフ) - ひぐさんさん» ああぁ、わかります！！自分が正しい事をしていると信じて止まない系が多いですよね！！はわわあああたまんねえええ！！ (2021年7月14日 23時) (
レス) id: 9a926607ca (このIDを非表示/違反報告)
ひぐさん(プロフ) - ハルさん» もうこの人たちは病んだら罪悪感持つタイプじゃなくて自分が常識、みたいな所ありそうですよね！！(ヤンデレは基本みんなそうかもしれませんけど･･･！)夢主さんが正論言ってもなにそれおいしいの？で躱しそうですもん･･･！！ (2021年7月14日 23時) (レス) id: dcd65c88e0 (このIDを非表示/違反報告)
ハル(プロフ) - ひぐさんさん» TRPGの最後に泣き出しちゃった声を聴いた日からこの人はヤンデレが一番似合うと、狂気系絶対合うと…思ってしまったんすよね…wwwゾさんの愉しそうに夢主襲うのとか、ﾛﾛﾛが物理束縛系でぱぁっと笑顔になるのがたまらんッス… (2021年7月14日 23時) (レス) id: 9a926607ca (このIDを非表示/違反報告)
ひぐさん(プロフ) - ハルさん» いっぱいありがとうございますー！叶わない恋ってすごく苦しいですよね。ﾛﾛﾛみたいな個人的に病まなさそうだなって人を病ませるのが好きです！！！ (2021年7月14日 23時) (レス) id: dcd65c88e0 (このIDを非表示/違反報告)
ハル(プロフ) - はあぁ、切ない系も良いですなぁ、涙に歪むゾさん…たまらん(多分病気)いやぁ、食害推しとしてはrbrの病んでるのもたまらんッス。あの声でとち狂った事言われたら堕ちますってw (2021年7月14日 23時) (レス) id: 9a926607ca (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひぐさん | 作成日時：2020年11月29日 23時
