プロローグ ページ2
７年前に両親が事故で死んだ。
その車に乗ってた紫耀は奇跡的に助かった。
まだ未成年だった俺らは
引きとられることになり、別々に暮らすことになった。
東京に住む、俺、玄樹、勇太、海人
大阪に行くことになった紫耀、廉。
長男だった俺は格好つけて約束させた。
絶対にまた、6人で暮らそうって。
それから３年。
相変わらず母方親戚の居心地が悪くて俺らの扱いは
まるでシンデレラ。
自分の息子優先して、俺らは後回し。
ご飯も残り物で掃除、料理や洗濯物
片付けるのは全部俺ら。
廉たちはどうしているだろう。
父方の親戚に引き取られた紫耀や廉のことを
ふと思い出した。
玄樹｢兄ちゃん。俺疲れた。｣
海人｢カイもうやりたくない。｣
弟達が弱音を吐き、それに共感する俺。
優太｢もう少しだから頑張ろうな｣
弱音をはかずに励まし、背中を押すことしかできない。
親戚｢あ、優太さんちょっといらっしゃい？｣
リビングドアの前にたっていた親戚の人。
まあ、成海さんが不機嫌そうに俺を呼ぶ。
親戚｢これからどうするつもりなの？｣
優太｢え？｣
いきなり言われた言葉に驚き変な声が出る。
優太｢俺が高校卒業した後、東京にいきます。｣
なんとしてでもこの息苦しい生活から
弟を助けたい。そう思った。
その翌年。
横浜から東京に四人で向かった。
久しぶりだった。
俺たちの家に戻ってきたんだ。
誰にも邪魔されず6人で暮らせる。
楽しく暮らせる。そう思っていた。
廉｢優太？？｣
紫耀｢あ！優太！！｣
久しぶりにあった紫耀と廉。
懐かしい笑顔。
嬉しくて仕方がなかった。
勇太｢え！兄ちゃんなんで泣いてんの？！｣
優太｢嬉しくてぇ〜泣｣
廉｢はははっ！アホやろほんまに笑｣
紫耀｢あんま変わってなくて安心したわ！｣
少し低くなった二人の声。
四年間も離れると変わるもんなんだと思った。
俺は料理という特技を使い、帝国ホテルでの就職。
玄樹は近くのお店でケーキ屋を
勇太は循環器科のフェローとして医者の道に
前から活動していたモデルとしての活動を広げた紫耀。
サッカーをやりながら都内の私立中学へと進んだ廉。
ダンスをはじめて全国に出るなどをする海人。
幸せだった。
こんな日々がずっと続けばいいな。
幸せすぎたのだろうか。
それから２年後
海人が起立性調節障害を発症。
続いて喘息があることがわかった。
俺達はその世話に追われていた。
器用じゃない俺達は家族の輪を自ら崩していく。
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sk(プロフ) - 待ってました！！ (2020年5月22日 22時) (
レス) id: e0ea81f235 (このIDを非表示/違反報告)
☆漆黒の廉担☆ - 続きみたいです！もしかして続かないですか(・・? (2019年8月26日 11時) (レス) id: c7b55b7198 (このIDを非表示/違反報告)
? 岩 橋 姫 愛 ?(プロフ) - 続きとかないですか？すごい続きがみたくて！ (2019年5月30日 23時) (レス) id: c0bf59ca95 (このIDを非表示/違反報告)
岩 橋 姫 愛(プロフ) - 続き見たいです！更新頑張ってください！ (2019年2月14日 2時) (レス) id: bd7098ae5b (このIDを非表示/違反報告)
nanami1103sz(プロフ) - 泣いてしまう。そこをしょうくんが抱きしめて落ち着かせてあげる。胃腸炎の症状も落ち着いたら、廉くんの過去を話して、そこでしょうくんも一緒に過去が明かされる…みたいなのが読みたいです！ (2019年1月20日 20時) (レス) id: 7a52e3433f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：クロエ | 作成日時：2019年1月5日 18時
