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#05 ページ6

まさかあのAちゃんと仲良くなれるとは思わんかった。


学校中で噂になってたもんな。野球部に女の子が入ったって。


実は、あの頃から気になってた。


やっぱり男だらけの部活の中に紅一点だから男勝りな性格になるんだな。そういうところも可愛いなって思う。


てか、よくとしみつ仲良くなれたよなぁ。まぁああ見えてとしみつもかっけぇとこあるしな。


......Aちゃん、やっぱりとしみつが好きだったか。


いつもとしみつと一緒におるし、部活も同じだし。


あの2人、...お似合いだもんな、悔しいけど。


前から思っとった、Aちゃんがとしみつしか見とらんことを。


それは見間違えだと自分に言い聞かせて現実逃避してたのに、本人から聞くとやっぱり心が、ね?


そのうえ、協力してと言われる始末。俺は君が好きなんだよ?と言えるわけもなく。


弱い俺は自分の気持ちに嘘ついて我慢して、傷つく道を選んだ。...でも、Aちゃんが、喜んでくれるなら、いいのかな。


そして、心のどこかで、2人がくっつくなと思ってる自分がいる。


つくづく思う、俺は最低だって。

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作者名:#Love | 作成日時:2020年7月3日 21時

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