The 流星群。 (ページ14)

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部活の練習がキツさを増したくらいで、その他特に変わり映えのない毎日。

私の大好きなとしみつも、部活では人が変わってしまったけど、クラスではいつも通り。

てつやも、相変わらず自分のクラスで楽しく過ごしているらしい。

かくいう私も、授業をサボる癖がついたくらいで何も変わっていない。(これはダメです)

そんなある日。野球部も陸上部もちょうど練習のない日があり、今日はとしみつとてつや、それに私で一緒に帰ろうと約束していた。

と「そういえば、これから部長の集会あるんだった。悪いけど先帰ってていいよ」

「あー、そっか。ごめんね、じゃまた明日！」

としみつの用事が済むまで待とうかとも思ったけど、結構時間がかかるとのことだったので先に帰ることにした。

て「地味に俺ら2人で帰るのって初めてじゃない？」

「うーん、言われてみればそうかもしれないね」

て「......はぁ」

さっきからてつやがため息ばっかりついている。私と帰るの嫌だったかな。

「...あの、てつや？私と帰るの嫌だった？」

て「いや！全然そんなことない！むしろ帰りたかった！っていうか...」

「そう？なら良かった」

私がてつやに好きな人を教えたあの時と同じように、今彼は元気がないように見える。

て「A。俺が今から言うこと、よく聞いてて」

「...え？」