現実に監視されている以外は普通に零の兄貴です。「名探偵コナン」

二十話 ページ21

お気に入りされました来たのに、五人もお気に入り減ってる事実を通知に見せつけられたので気合いで更新します(亀更新ですみません)

――実はあれから目覚めたら家という名の病院にいた俺です。 そのまま気絶して、主治医も焦ってたらしいのに追い打ちかのように電車に火事が起きたらしい。

因みに今、俺は緊急停車した県の病院で軽く入院をしている。 なのにな？？ なのにな？

「ここら辺を見学していたらコナン君に貴方が入院していると聞きまして……無事で何よりです」

花束を持ってやってきたのは、俺の実の弟の安室透だ。 いや、なにこれ。 もうそれだけで回復。

だがしかし、こう見えても意外と会話するのエリさんの事件以来なんだよなぁ。

「あぁ、安室さん。 こんにちは。 わざわざすみません。 ちょっと体調が優れなくて……」

心の中はかなり荒れに荒れているが(弟と完璧に二人きりな空間で放せるため)現実は本当に体調が優れなくて素っ気なくなっちゃった。

「……元気が出たらまたポアロにハムサンド、食べきてくださいね」

出来るならば最期の時まで前世の記憶なんて思い出したくなんて無かった。 弟だって知らずに、弟と似ている安室さんと話せたらどれだけ楽だっただろう？

「元気が出たらいいな……でも、そろそろ弟を探さなきゃ行けないんだ。 最期の挨拶に、ね」

そうして、限界まで表情筋を動かして安室さん、弟と目を合わせてニコリと笑う。

「所でお腹空きました、その見舞い品のプリン貰ってもいいですか」

だって倒れてから何も食べてないし。 え？ シリアルでも食べてろって？ 牛乳好きじゃないのに？

そして何で弟はため息をついてから、そんな呆れた目でプリンは渡してくるの？ 口元は紳士並みに笑ってるけれども。

――〔最初のイケメンさんが出たEDが終わってから数回目のED〕

〔エリさんとトレイン以来あまり出てこなかったが、そろそろ新しい何かが動き出す予感！？〕

〔何があったか分からないけど、あのイケメンが座ってる場所が病院のベットな事と入院服になってるし〕

〔まじめに一話完結とかやめてくれよ？？ なんなら外伝とかにまとめるのやめろ？？？ 本編でながしてくれ？？ 頼むっっ〕

〔ついでに死んでくれるなっっっっっ〕

SNSの住民の想いとは裏腹に当の本人は頬を緩みに緩ませてプリンを口に運んでいた。

「うっま……しあわふぇー」

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