現実に監視されている以外は普通に零の兄貴です。「名探偵コナン」

十四話 ページ15

あれから、毛利探偵の娘さんに謝られ、帰り道を急いだ。

お詫びにポアロで食事を等と弟が提案していたけど(実際は弟とか弟とか弟とか一緒に食事をしたかったが)断り、帰路についた。

「あ〜疲れた！」

やはり、家のソファーは落ち着くね。 弟のお金についてはまた今度でも良いだろう。 とにかく疲れた。

え？ 何がつかれたって？ 思考？ 体力？ 精神？

いいや！ 目だ！ 右下の画面が休む事を知らないかのように終始流れてみーよ？ ほんと疲れる。

うぅ、目がしょぼしょぼする。

「はぁ……ヴォねがいきんにぐぅぅう！」

手をマイクに見立ててストレス発散を……

「……あっ」
「……あら、そのいい天気ね」

たまたま向かいの家と小窓が空いててたまたま、窓を閉めようとした向かいのおばさんと目があった……

……俺、何歌った？ 何を……

一瞬でとりあえず謝って窓を全力で閉めさせて頂いた。 ああぁ。 油断して恥ずかしいことをしてしまったじゃないか！

――

実は、彼が黒歴史を産んだ時にとんでもない話が同時進行で起きていた。

「ベルモット……本当に此奴は使えんだな？」
「えぇもちろん。 私のお墨付きよ」

ベルモットが出したのは1枚の……写真だった。

{おい！ ややこしいなぁ！？ 兄弟(仮)の件で落ち着いたと思ったらこれか！？ なに！？ え、なんなの！？ }

｛ジンは知らないベルさんお墨付き？ まさかの本当はベルさんの血筋？ 安室さんも有りだけどベルさんの血筋説もありよりのあり｝

｛とりあえず次のミステリーなんちゃら電車？ のタイトルであったように何かが大きく動くのかな｝


「はぁあぁあ……もう、俺。 恥ずかしいから死んでもいい」

もちろん当人は恥ずかしさのあまり顔を枕に埋めてたから気づいていない。

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